エシカルノマドの指南書

世界放浪からオーストラリアへ移住後、物書きを生業とすべく帰国。自然に沿った暮らしをテーマに発信、今はエシカルとノマドの両立を目指す日々です

【チェンマイ/ニマンヘミン】カジュアルな菜食なら「Anchan Vegetarian Restaurant」

北タイの古都・チェンマイより、サワディーカー。

 

今回ご紹介するのは、ニマンヘミン界隈と抜群のアクセスにありながら、リーズナブルなプラントベース食が楽しめる「Anchan Vegetarian Restaurant」。

チェンマイ在住のファラン(西洋系外国人)に教えてもらった、一軒です。

 

 

立地はよいけど見つけにくい⁉ 

「Anchan Vegetarian Restaurant(以下アンチャン)」は、ニマンヘミンのなかにありアクセスしやすい場所にありますが、初めて訪れる際には迷う可能性があります。

というのも、ニマンヘミン通りより、ほんの少し道を入るためです。

 

私も例外にもれず迷いました、入り口が見つけられなかったのです。

この路地には、数件飲食店が並んでおり、そのなかのどれかかと思ったのですが、実際はその先、ビルの端にあるこちら(上の写真参照)がアンチャンの入り口なのでした。

 

一度行くと簡単に覚えられるので、最初だけこの看板を見落とさないようにしましょう。お店は2階にあります。

 

座る場所に困らない店内

扉が開け放されているため開放感抜群の、そこそこ席のある店内です。

オープンキッチンと言うほど洗練されてはいませんが、調理の様子を眺めて待つことができます。2人、4人席に、テラス席もありますよ。

壁際にはフルーツスムージー含むドリンクメニューが

初めて私が訪れた日はたまたま、先客に中国系の観光客グループがいて、店の中心が異様に賑わっているという状態…。

ただいつもではありませんし、ほかのお客さんは長期滞在らしい外国人や、ヨガ帰りのファラン などで、それぞれに寛いで食事を楽しんでいる様子が印象的でした。

 

メニューはタイ料理中心だがパスタも!

メニューはカレーやフライドライス、タイサラダ、タイオムレツなどタイ料理が中心。そこにパスタも加わり、どちらも楽しめるお店です。

メニューはこちら(☆)よりどうぞ!

 

卵料理がある辺りが、ヴィーガンではなくベジタリアンのレストランなのですね。

「Soda Water with Lime/โซดามะนาว」40THB

私はまずライムソーダ水で喉を潤します。このドリンク、実はグラスの1/4くらいにライムの絞ったのがたっぷり入っていました。そこにソーダ水を注ぎちびちび飲みます。口のなかがものすごくリフレッシュ!夏にピッタリの一杯です。

 

料理には久しく食べていなかったパスタをオーダー。頼んだのはナスのラグーマカロニです。

「Eggplant Ragu Macaroni/มักกะโรนีซอสมะเขือรากู」140THB

ラグーというくらいだから、もう少しナスがホロホロになっているかと思いましたが、ご覧の通り割とそのままドーン!笑。

ですがこの優しい甘さのソースが、しっかりマカロニをコーティングして、美味しかった!なに味なのだろう、ちょっとタマリンドっぽかった…かも。香ばしさのある味でよかったです。

 

 

なぜか同店を訪れるとパスタが食べたくなる私。別の日にもまたパスタをオーダーしてしまいました。

 

まずドリンクは、壁に書かれているメニューよりこちらをチョイス。

「Anchan Soda iced tea」60THB

店舗名が入ったメニューは外れはないはず!と思い頼んでみると、こんなにカラフルで楽しそうなドリンクが登場しました。紫は、バタフライピーでしょうね。ほのかな甘みのソーダティーは、湿度の高い雨季のチェンマイにピッタリの一杯でした。

Thai Basil Mixed Vegetables and Mushrooms Macaroni」140THB

懲りずにパスタ料理を頼みましたが、正直申し上げて、イタリアンのパスタを想像しているなら、止めておくことをおすすめします。苦笑

 

決して「本格パスタだから」注文しているのではないのです。

チェンマイで、ヴィーガンでパスタ、というレアチョイスだから、が一番の理由。私には、ときどき無償にパスタが食べたくなるときがあるのです。…が、こちらのパスタ(マカロニ)も、前回のラグーとほぼ同じ味わい(タマリンド系?)でした。笑

 

とはいえ、たっぷりの野菜がいただける上、野菜は加熱し過ぎておらずシャキシャキの食感もポイント高めです。

 

シェフのこだわりと考え

ホームページによると、アンチャンのシェフはかなりのこだわりを持っていることがわかります。

 

タイは南部から北部では、料理スタイルも使う食材や調味料もずいぶんと異なるのですが、アンチャンではセントラルタイからサウザンタイまで幅広く、最近ではノーザンタイ料理もますます極めていると言います。

料理への情熱はシェフの祖母の台所で芽生えたもので、いつも庭で採れた未知の食材をふんだんに使った料理を作り、料理の技術だけでなく新鮮な食材への愛情を教えてくれたのだとか。

 

さらにシェフの祖母は「可能な限り自家栽培で、味と栄養価の点では常に収穫したての新鮮なものがベスト」と強調。これらの教訓は、タイの伝統的なハーブの知識と現代の栄養学の研究をバランスよく組み合わせた、シェフの食材に対する考え方にそのまま反映されています。

 

また小規模農家と直接やり取りすることで、地域社会をサポートするとともに、農家との個人的な公正価格協定により農薬の使用を防ぐことができるのだそうです。

 

 

ほかのメニューも美味しそうだったので、また次回ですね。

きっとあの団体がいなければ、もう少しいい印象だったと思います。苦笑。おおむねおすすめです!

 

「Anchan Vegetarian Restaurant」

Add:28 Nimmanahaeminda Road, Tambon Su Thep, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200, Thailand

Open:11:30 ~19:45

Close:火・水曜

HP:

anchanvegetarian.com

※撮影はお店の方の許可を取っています

※掲載内容は訪問時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください

※訪問日、2023/4