エシカルノマドの指南書

世界放浪からオーストラリアへ移住後、物書きを生業とすべく帰国。自然に沿った暮らしをテーマに発信、今はエシカルとノマドの両立を目指す日々です

【湘南/鎌倉市】通に愛される、由比ヶ浜通にある南インド本場の味「鎌倉バワン」

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海辺の古都から情報をお届けします。

今回も湘南、鎌倉界隈のエリア情報のご紹介。

 

口コミで知り気になっていた、南インドカレーの専門店「鎌倉バワン」へ。

 

こちらのお店は、鎌倉駅から由比ヶ浜通りを長谷寺の方へ向かって徒歩約15分ほど。

小さいお店の上、地元の人やカレー通が集まる人気店と聞いていたので、オープン後すぐとランチタイム後に訪れました。おかけで2度とも、待たずにすぐ席に着くことができましたよ。

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店を出たら待っている人が数名

「鎌倉バワン」の特徴は、本場南インドカレーのミールス(定食)がいただけること。

 

ちなみに私は、北インドをビザが切れるギリギリまで旅していたことがあります。なので北インドのカレーの定食、ターリーは馴染みがありました。調べてみるとどうも、南インドでは同じスタイルを、ミールスと呼ぶようです。

 

ただ同じインドといえども、北と南ではカレーそのものもずいぶんと違います。

私たちが日本で「インドカレー」と呼ぶ店で提供されるものは、ほぼ北インドのカレーだそうで、バターや生乳を使った濃厚な味。対して南インドはサラリとしたスープのよう。酸味の強さも特徴のひとつだとか。

 

「鎌倉バワン」は後者、珍しい南インドカレーが楽しめるのです。

 

私が注文したのはこちら、肉or海鮮or野菜(サンバル)からメインのカレーを選べる「本日のカレー」(1,300円)

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「本日のカレー」(1300円)

この日は「チェティナードチキン」(+100)と「フィッシュカレー」の選択肢があり、チキンを選びました。

美食で知られるチェティナード地方の料理で、スパイスをふんだんに使ったグレイビーでチキンを煮込んで作るカレーだそうです。「コクがしっかりしてます」という一言が決め手に。

 

こちらの定食には、この本日のカレーのほか、南インドで日常的に飲まれているスープ「ラッサム」、副菜×2、インドのお漬物「アチャール」、ライス、豆粉で作った「パパド」、ペースト状の「チャトゥニ」がセット。

 

どうして食べるのか尋ねたところ、「ミールスなら、私たちはもう全部混ぜて食べますけどね。笑」と。

「ただ、チェティーナドチキンのカレーだと、これはご飯と一緒に食べるのがいいかもしれません」とのことでしたので、まずメインのカレーとライスをそれだけでいただき、後半戦でおすすめの方法、まぜまぜスタイルを試してみました。

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パパドもバリバリに砕いてご飯に振りかけ混ぜまぜ

これがもう、本当に…絶品で♡全体的にあっさりしているから素材の味が際立ちながら、スパイスの味も効いている。

 

もちろん、ほろっと口中でとろけるような「チェティーナドチキン」は言わずもがな、どの一品も美味しいこと。特に副菜のズッキーニのカレーとココナッツ炒めや、トマトとタマリンドの酸味が効いたラッサムの味は、記憶に沁みついています…。

 

そんなわけで、帰阪する日の最後の鎌倉ランチに、もう一度訪れました。

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雑貨ひとつとっても心つかまれる可愛さ

2度目はメニューを見た途端、すぐに決まりました。

「本日のカレー」の「あさりココナッツ」を♡。お店のインスタグラムで紹介されていたかで、これは食べたいと思っていたので嬉々として注文!

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あさりとココナッツはきっと初めて食べた組み合わせですが、これが絶妙で!

「飲みたい!」と思いましたね。思いっきりゴクゴクと。それくらい深みはあるのですが後味はさっぱりしたカレーです。

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感じのよいご夫婦でされている、こじんまりしたエスニックなお店です。

 

あまりの美味しさに色々と質問してしまいましたが(職業病。汗)、丁寧に答えていただきました。店主の旦那さまのインド好きが高じて、お店を開いたとどこかで読みましたが、その通り南インド愛、カレー愛が静かに満ちていました。

 

店内の雰囲気も素敵で、小ぎれいなインドという感じ。笑。お手洗いも小さいのだけど、お香が炊かれていて心地よかったです。

 

次の滞在でも、ぜひまたお邪魔したいです。

 

ご馳走さまでしたー!

 

 

「鎌倉バワン」

Add:神奈川県鎌倉市由比ガ浜3-2-23


Open:11:30~15:00(LO)

Close:日曜

HP:

www.kamakurabhavan.com

 

※掲載内容は訪問時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。

※訪問日、2020/9/18