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ベトナム、ビーチ沿いの町ダナンより、シンチャオ。
今回はダナンのマクロビオティックなら、ここに行けば間違いない!という一軒をご紹介します(ほかにマクロビオティックカフェがあるかは置いておいて。笑)。
その名も「Bao An Macrobiotic(バオ アン マクロビオティック)」。
マクロビオティックがよくわからない人でも、ベジタリアンやヴィーガンの人、フレッシュな野菜をモリモリ食べたい!という人は、この名前をぜひ覚えておきましょう。
- 住宅街のなかで異彩を放つ外観
- 家族の温かみを感じる空間
- “バオアン哲学”に触れる
- マクロビオティックの教えに沿った料理
- 「Brown Rice Place(玄米プレート)」はマストトライ
- 曜日代わりの麺料理、以外にも!
- 家庭料理に使える食材も販売
住宅街のなかで異彩を放つ外観
ダナン随一のビーチ、ミーケビーチを包括するソンチャ―地区。
そのなかでも「Bao An Macrobiotic」は、プオック マイ ビーチから歩いて行ける場所に位置しています。ドラゴンブリッジよりひとつ上の橋の、さらに少し上。住宅街とホテルが混在した、閑静な界隈に、この心地いいマクロビオティックのレストランは佇んでいます。
木とレンガでできた、扉や壁の少ない風通り抜群の古民家風の建物。キッチンは半分オープンキッチンになっていて、料理する様子を眺めることができる造りです。
初めて訪れた際、滞在先のホテルの周りをぶらぶらと歩いていたら、突如出現!
建物の前にシンクがあり、野菜を洗っているスタッフの女性と目が合い、その笑顔につられるようについ入店(そういうのが多い)。彼女のふんわりとした佇まいに惹かれたのもありますが、空間そのものもなんともいえない懐かしさ、心地よさを感じ、入らずにはいられませんでした。
そしてその瞬間「は!」と、ある情報が紐づきました。
実は、ダナン滞在の前半を過ごすホテルを決める際、Google mapで近所を調べていたら、「Vegan restaurant Top rated(高評価)」という同レストランが目に入ったのです。できれば近くに通えるヴィーガンレストランやカフェがあるといいな、と一応宿の周りはあらかじめ調べます。特に長期滞在になる場合は。
そして、この店に入った瞬間、このことを思い出したのです!そうだ、私、このレストランに通いたくて今回のホテルに決めたんだった、と。
で、安心して席に着こうとする私に、その彼女は「ヴィーガンだけどいい?」と一言。「うん、だから来ました!」と伝えるとにっこり笑ってくれました。
家族の温かみを感じる空間
「母を愛し、母に抱かれ、母に守られる」をモットーに掲げた、バオアン一家が運営するマクロビオティックレストラン。なるほど、通りで初めて来たのに温かみを感じるわけだ、と納得。
公式サイト内の、バオアン一家は店の象徴でもある、薪ストーブのあるキッチンを「小さな天使を大切にするように」大切に扱っているというくだりが、なんともこの店の姿勢を表しているようで、純粋に素敵だなと感じました。この場所から、健康的な食事を作って、健康増進の手助けをする。そうすることで、自然な滋養に満ちたライフスタイル、平和なライフスタイルを分かち合うことができるのだ、と。
なんと、調和に満ちた考え方!その想いに満ちた空間ですもん、温かみを感じるわけです。
“バオアン哲学”に触れる
お店で美味しい料理に舌鼓を打ちながら、色々なことを聞き出したいなと思いましたが、どうしても言語の壁でスタッフさんとの意思疎通が難しいのだけが、残念でした。
ですが、公式サイトには彼らの想いが掲載されており、ベトナム語のそれを訳して彼らの考えに触れることができました。
いつの時代でも変わらずシンプルであることに価値を置き、「シンプルであることは多くの自由と幸福をもたらしてくれる」という姿勢に、賛同せずにはいられませんでした。
ほかに気に入ったのは、店内の薪ストーブから、火、圧力鍋、そして料理人の手から生み出されるポジティブなエネルギーと、素手 で料理することで料理にそのエネルギーを直接伝えることができる、という考え方。
よいエネルギー源は料理をより美味しくしてくれるのだと言います。
それは私がいつも意識しているのと、まったく同じ、つまり波動です。
愛を込めて作られた料理が美味しいのは、愛の波動のため。怒っている人の作る料理がどこか苦く、尖った味がするのは、怒りの波動が料理に転写されているから、だろうと。
これはもちろん料理に限りません。愛を込めて行うどんなことも尊く、味や効能や結果に大いに影響するのです。もちろん執筆も、ね(笑)!
バオアンのサイトに書かれた、どんな哲学も心にすっと染み入り、違和感がないというのもまた、私がここに惹かれた理由のひとつでしょうね。
マクロビオティックの教えに沿った料理
マクロビオティック(略.マクロビ)とは「穀菜食を中心」とした食事方法で、日本の伝統食をベースとし故・桜沢氏が提唱したもの。海外セレブなどが実践し、広めたことでアメリカで人気の食事法となり、それが逆輸入という形で日本に伝えられたという経緯も面白いですよね。
とーってもシンプルに言うと、「自然界に存在するすべての食べ物は、常に一定の陰陽の均衡を保っている」という考えから、陰と陽のバランスを中庸に取る料理法がマクロビオティックなのです。
食材だけでなく、調理法にも陰陽を強めたり緩和したりする力があるため、陰に傾いた食材は陽を引き出す方法で料理するのだ、と読んだり聞いたことがあります。そうすることで、摂取する私たちの心と体が健やかに保たれるのだそう。
ガチガチのヴィーガンでもないし、マクロビオティックにも関心はあるけれどやはりガチガチではない私は、ときどき屋台で食べることも…!
ただし、肉を食べる以上に気になっているのが、MSGや調味料の種、白いグラニュー糖、工業用スパイスなどの人工的な「なにか」!。そのため、「Bao An Macrobiotic」のような自然派のレストランでする食事は、心から寛ぎ味わうことができるのです。もちろん、同店ではそれらの「なにか」は一切不使用です。
さらに安全なオーガニック菜園で採れた旬の自然野菜を、清潔な原材料で提供してくれるのですから、旅(ノマド)のあいだの一時的な滞在先とはいえ、こういったお店を知っていることは体と心のお守りにもなります。
「Brown Rice Place(玄米プレート)」はマストトライ
一皿を特別なものにしてくれている柔らかい赤玄米は、クアンナム州ノンソン山地のトゥーボン川沿いで化学肥料や防腐剤を使わず栽培されたもの。毎年洪水時に沖積して土壌を肥沃にし、米粒をより甘く育てるため工夫されているそうです(公式サイトによる)。
おかずは日によって変わるようですが、この日は海苔や青野菜の感じが韓国の混ぜご飯ビビンバを彷彿させられる一皿。口に入れた瞬間「美味しい!」と顔がパァッとなるわかりやすい美味しさとは違い、しみじみ美味しいという表現がしっくりくる味わい。
特に玄米は噛みしめるほどに、うま味甘味が口中に広がるよう…!
曜日代わりの麺料理、以外にも!
麺ラバーの私として嬉しいのは、「Bao An Macrobiotic」ではスープヌードルからドライヌードルなど週替わりの麺メニューがあること。(今日はなにかなー)とワクワクお店に向かうのも幸せな気分に。
またそれ以外にもいつでも頼める麺料理、そしてベトナムの名物ミークワンなどもマクロビオティックバージョンでいただくことができますよ!
ある日「味噌ソースってなに?」と思わずオーダーしたのは、「Noodle and Miso sauce」。提供されたのは写真の一皿。玄米麺なのですが、それがもう見えないくらいワサッと盛られた豆腐や野菜の具材たち。ごまがマクロビオティック料理のアクセントになっていますね。もちろんベトナム流、フレッシュ野菜のつけ添えも。
お箸で混ぜようにもなかなか麺に到達しないし、どうして食べようと思ってソースを全部回しがけてみると…いい感じで混ざる!
香ばしく味噌の優しい甘味が際立つソースは、それだけペロリと舐めても美味しい♡。量も十分にあったため、麺と具材のつなぎの役割も果たしてくれました。
家庭料理に使える食材も販売
お茶や玄米、玄米麺など「Bao An Macrobiotic」で食べた味を再現する助けになる、ヘルシーな食材は店内で購入も可能です。
私はキッチンのない暮らしのため、見送りましたがひとつずつ手に取ってラベルを読むだけでも楽しかったです。
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ベトナムのダナンにある「Bao An Macrobiotic」を紹介しました。
今回はひとりでお邪魔しましたが、何人かで訪れてメインやサラダ、スープなどをたくさん注文してシェアするのも楽しそうですね。
ダナンを訪れる際には、ぜひ「行く店リスト」に加えて欲しい一軒です。
「Bao An Macrobiotic」
Add:56 Hoàng Bích Sơn, An Hải Bắc, Sơn Trà, Đà Nẵng 550000, Vietnam
Open:6:30 ~19:30
Close:Sun
HP:
※撮影はお店の方の許可を取っています
※掲載内容は訪問時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください
※訪問日、2023/6
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