エシカルノマドの指南書

世界放浪からオーストラリアへ移住後、物書きを生業とすべく帰国。自然に沿った暮らしをテーマに発信、今はエシカルとノマドの両立を目指す日々です

頼みやすいライターでいたい私、目指すべき方向

フリーランスであれ、お勤めライターであれ、私がライター業をするにあたって特に意識していることは、“頼みやすいライターであること”です。それは仕事の依頼だけではありません、取材日の調整、修正/リライト、特急仕上げ原稿の対応ももちろんですよ!

 

たまに聞くんですよね、ちょっと芸術肌なライターさん。表現のひとつひとつにこだわりがあり過ぎるため、依頼した側も修正を頼み難く、頼んでも「こだわり論」で制されるという話。結果、クライアントも納得いかないまま、その広告は世に出てしまうことがあります。

 

ライターは、作家ではありません。

 

あらゆる種類の媒体や、ニーズがあることを前提で話を続けますが、やはりライターは作家ではないのです。私にとって、ライターというのは情報をわかりやすく、それを必要としているターゲットに届け、気づきや発見をもたらすこと。

広告のライターであるなら、行動に起こしてもらうことがゴールですよね。その商品を購入してもらう、その場所に足を運んでもらう、そのサービスを受けてもらうこと。

表現というのは本当に最終の部分で、ライターの要の部分はまず商品やマーケットリサーチ、関係者へのヒアリングからの掘り下げ、伝えるべき情報を見つけること。そして、それを伝えるべき相手に伝わるように伝えること。多少、くどいですかね。でもそれくらいライターにとって、その部分は大切だと考えています。

 

客観的にどのように受け取れる可能性があるのか、そういった一歩引いた視点やチェックはありがたいものです。多少耳が痛い意見でも、耳を傾けるようにしています。こちらに聞く姿勢があれば、きっと頼むほうも頼みやすく、「また次回も!」となるのが人の情というものではないでしょうか。

 

さらにフリーランスとして、この先も生き延びたいならなおのこと、クライアントや担当者にとって、頼みやすいライターでありたいと私は思います。

 

つまりは声をかけやすい人柄であること、小さな修正は臨機応変にサクッと仕上げること、もし大幅修正が来ても(それがないように前もってすり合わせはしますが)、まず一旦相手の言葉に耳を傾けること、その上で方向性を再度クリアにすること。

そういう積み重ねは結果、信頼に繋がると信じています。フリーランス ほど後ろ盾のない存在にとって、信頼がいかに大切かということですね。

 

ま、おかげさまで特急仕上げの、臨時原稿などもつい受けてしまいがちな私。笑。

そんな感じでたまに自分の首を絞めつつも、「miaに頼んで良かった!」と喜んでもらえる頼みやすいライターを目指して邁進しますよー!