ライターというのは文字や文章を書く仕事ですが、そのなかにもいくつもの違った職業があります。
ライターになりたい方や、ライターに依頼したい方が少しでもその違いを知ることで、より望む方向性へと進めたり、希望のコンテンツを的確なライターへ頼むことができる助けになるかもしれません。
ライターの種類とは
ライターをしていると言うと、「伝えたいことがあるからできるのね」と思われることがあります。
ですが実は、ライターにとって必要な素質は「伝えたいこと」<「ヒアリング力」「情報を見極める力」「構成力」だったりします。その場合、書きたいことがある人よりも、聞きたいことがある人の方がある種のライターに向いていることも。
ライターと一言で表現し切れないほど、その内訳はさまざまなのでサクッと上げてみます。
・取材ライター(ショップや人など)
・グルメライター(取材が入ることも多い)
・コンテンツライター(webのまとめ記事や「とは」記事など)
・ブックライター(自分の本を書く人は作家、こちらは対象者を取材して記事にする)
・コピーライター(広告のコピーを考案する)
これらを紙媒体、web媒体で行います。
もちろん、これらのいくつかを複合的に網羅するライターもいます。
「ナチュラルライフ探求ライターmia」の場合
私はコピーライター上がりで、今はほかのすべてを経験しました。
正確に言うと、旅行雑誌の広告制作ディレクターの業務のなかに、企画/コンセプトメイキング、キャチコピー制作が含まれていたのです。
ですからコピーばかりを考えるお仕事とは少し違うのですが。
それでも100本ノックさながらの経験もしてきましたよ。
採用される一本のコピーのために、何本も何本もコピーを考えます。視点を変えて、表現を変えて…。それらを先輩に見てもらって、「ええやん」の一言を引き出すことの難しさといったら…!笑
コピーライティングとライティングの違い
通常のライティングとの大きな違いは、時間を掛ければ完成するというものでもない、という点!
ライティングは情報を集めて、構成を立てて、それに沿って書き進めればちゃんとゴールに辿り着きます。
でもコピーライティングは、まず対象者(クライアントさま)の情報を調べてその棚卸からスタート。対象者が意識していないレベルまで深堀をすることで、同業者や競合からの差別化を図る強みを見つけるのです。
そこからコンセプトメイキングを行い、そのコンセプトを伝える/表現する手段としてコピーを考案します。
ハッキリ言って、コンセプトが強ければ、仕事はほぼできたと言っても過言ではないかもしれません。でももちろんここから、「これだ!」というコピーが生まれるまで何転もする場合もありますが。
つまり、たった一本のコピーに対して途方もない労力が必要なうえ、コピーが生まれるのは一瞬。
そして、その一瞬はいつくるかわからない、ということ!
もちろん仕事ですから、締め切りがあります。
いくつものクライアントさまを同時進行するため、いつもその対象者ばかり考えているわけにもいきません。
私が思いつかなければ、このページは空白になるのか!ガクブル
と、最初の頃は本当にプレッシャーでしたね。苦笑。最後の方にはさすがに少しは慣れてきましたが…。いやもちろん思いつかなければ、有能な先輩に泣きついて助けを乞うのですけれど!笑
でもその分、コピーを生み出したときの快感や達成感はひとしお!
その対象について深く掘り下げるほど、情報を耕しておくほどに、あるとき「ピン!」と閃く瞬間があるのです。
結局コピーライターとライターってどちらが大変?
コピーライティングとライティングの優劣やどちらが大変かという話ではなく、ただ使う脳がずいぶん違うのだということ。
ライティングができるからキャッチコピーが作れるかと言ったらそうではないし、コピーライターが優秀なライターかと言ったらそうとも限らないかもしれないのです。
文字数が少ないコピーだからと言って、決して4,000文字のライティングより簡単だというわけではないということをお伝えして、今回はここまで!
今後もキャッチコピーについてや、ライティングのいろはなどさまざまな角度から掘り下げてお伝えしていきます。
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