先日、某ライターさんの開催するライター対談スペースに、ゲスト出演させていただきました!
そのときにホストのライターさんが作ってくださったサムネイルに、こんな一言が乗っていたのです。
「スキ」を仕事につなげる方法とは?
「オーガニックや食ジャンルが専門で、想いをのせた記事を執筆しています。きっとこんな風に軽やかにお仕事したいライターは多いんじゃないかな。『好き』を仕事につなげた方法を深堀します」
嬉しすぎるこんな表現を添えてくださった、ホストライターさん。
ライターというのは、「好き」がなくてもいいという説があります。
私も長いあいだ商業ライターをしてきたため、その意味がよくわかります。自分の色を出すよりも、どんなクライアントを前にしても淡々粛々と仕事をこなすことが求められる…。
どんな記事も書ける、のは本当に強みだろうか。
それはYESでもありNO、でもあると私的には思っています。
NOというのは、それだけではない、という意味で…。
今回のスペースLIVEで話しそびれたことでもあるので、この辺を少し深堀したいと思います。
ずばり、好きなことを書くことのメリット!
私がフリーランスになってからのテーマは「自然に沿った生き方」です。
どんなものを扱う場合でも、それが軸にあるかどうか、が判断基準。「miaさんて、仕事選んでます?」とズバリ聞かれました。
はい、もちろん、選んでいます。笑。
今までの働き方であれば、「仕事をもらえるだけありがたい、なんでも受けろ」という考えが主流だったと思います。もちろんそれも一理あると思います。ただ、稼ぐことが最優先順位なら、と付け加えられます。
私の場合、自然に沿った生き方のひとつに、自分の心に沿う選択をし続ける、ということがあります。もちろん仕事の選択も、そこに含まれます。
その代わり、稼げるかどうかは二の次です。
まず土壌を整える、これを何年もかけて続けてきました。幾度となく方向転換、手放し(強制終了含む!)、ダウンサイズを行いました。
豊かさが巡るなら、豊かな土壌なしにはありえない。
少なくとも、私にとっては…。
ですから、まずそこに注力しました。結果、今お世話になっている媒体(クライアント)さんとの関係性は、とても良好で尊重し合えるものになりました。
好きなことを書く。そのための環境作りは、自分らしくい続けられるというメリットがありました。
ほかには、好きなことのため、誰かから強いられなくても自主的に学ぼうとしますし、常に情報をアップデートすることが苦ではないということ。
自分のなかでしっかり消化し、かみ砕いて表現するので、結果的に記事のクオリティも上がります。
取材においても、私が興味のある分野の先人たちの話を聞けるため、私にとってもメリットがありますし、対象者へもすぐ核心を突いた話ができること。対象者だけでなく、媒体の編集さんからも「話が早い」「安心して任せられる」と言っていただけるのは冥利に尽きます。
さらには、同じテーマで記事を書く際に必要な概念を理解しているため、毎回のリサーチにかかる時間に無駄がない、のもメリットのひとつと言えますね。
どうですか、好きなことを書くってなかなかいいでしょう。笑
なにより仕事が楽しくて仕方ないし、仕事をすることで逆にパワーをもらっているくらい!
今あるものをすべて見直す!というのが難しくても、ひとつずつ、自分の心に沿うかどうか見直してみてもいいかもしれませんよ。
***
次は、好きなことと稼げることの関係性、について書く予定です。
お楽しみにー!