エシカルノマドの指南書

世界放浪からオーストラリアへ移住後、物書きを生業とすべく帰国。自然に沿った暮らしをテーマに発信、今はエシカルとノマドの両立を目指す日々です

日本人が嬉しそうにしている姿にほっとする、平日の深夜近く【エッセイ】

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日本人って、生真面目で物静かで湿度が高い、印象。

 

特にオーストラリアに住んでいたときは、一時帰国をするたびにそれを思い知らされていました。

 

今はもうだいぶ慣れて、そりゃあ毎日、満員電車に乗って遅くまで働いていたらあんな顔(上記のような)にも、なるよねーと…。そんな状況を、人並みには理解できるようになりましたが。

 

先日ね、季節外れの沖縄旅行に行ってきたんです。

 

離島を巡る旅でね、

 

海の青さや透明度はそれはもう美しく、道端で出会うおじぃやおばぁの笑顔と挨拶に癒され、土地のパワーが詰まった料理に元気をもらい。沖縄は日本の宝、日本人がこれからも守るべきものだなー、なんてね。

 

感慨に耽りながら、後ろ髪引かれる思いで帰阪したんですよ。

 

時間は平日の夜、午後10時頃でした。

 

空港からバスと電車を乗り継いで帰って来たのですが、沖縄から大都会・大阪へ帰って来た失望感、のようなものがまったく無かった…ように感じました。

 

お!? と思いましたよ。

 

つまり、優しい人や自然豊かな土地から殺伐とした都会に戻るときの悲壮感、のようなものが感じられないのです…!

 

その理由を私なりに探そうと思い、その状況を俯瞰してみてみたときに気がつきました。

 

平日の夜だというのに、仕事終わりで疲れているはずのサラリーマンやOLたちでごった返している割に、皆がどことなく楽しそうで笑い合っているといるからだ!と。

どの人々も大した会話をしているわけではないけれど(失敬!笑)、そうそれは大阪人特有の人を笑わせることで自分も楽しむ、そういう笑いを生み出すキャッチボールに自分たちで笑い転げている、感じ。笑

 

仕事終わりの1杯や2杯の後、ということも手伝ってかどの顔も皆、大らかに緩んでいるように見えます。

 

あぁ、いいな、と心から思いました。

 

コンクリートばかりが嵩を増し、自然の少ない、制限ばかりのこの大都会で、それでも自分たちで楽しむ術を知っている、そんな大阪人は、いいな、と♡

 

そりゃあ、朝のラッシュ時間は、本当皆心にゆとりがなく、譲れない、自分だけ!という人々をたくさん見ます。見ている方も、しんどいです、正直。そこに混ざりたくなくて、会社通いを辞めたのも理由のひとつです。

 

でも、今はどんどん働き方改革がされてきているから。もっと自由出勤になり、働く時間や場所を自分でコントロールできる社会になればいいのに…。

 

とにもかくにも、旅行から戻ったときの現実感に打ちのめされずに、本当に良かった。笑。楽しそうで嬉しそうな日本人がたくさんいる様子に、心からホッとしました。

 

ただただ陽気でおせっかい、笑うことも笑わせることも大好き!な大阪人の本質に近づくことができるような気がしました。そんな人々が多い国、日本はきっともっと希望に満ちた幸せな国になるに違いないのですから…!

 

まずは自分から、引き続き自分のご機嫌取ってハッピーに日々精進します♡