エシカルノマドの指南書

世界放浪からオーストラリアへ移住後、物書きを生業とすべく帰国。自然に沿った暮らしをテーマに発信、今はエシカルとノマドの両立を目指す日々です

出し惜しまない精神で、枯渇しない泉を手に入れる【エッセイ】

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「出し惜しまない」ということに憧れ、それを意識し、目指しています。

 

出し惜しまない、のは何においても。

 

イデア、言葉、気持ち、企画、愛情…。

 

例えば、「愛している」という言葉は特別なときのためにしか使いたくない、という人。その特別なとき、が来る前に地球が滅びるかもしれない。

 

この企画は自信たっぷりの秘策だから、本当に困ったときのために置いておこう、と考えている人。その前に誰か別の人が、あなたの秘策と同じような企画をしれっと差し出すかもしれない。

 

出し惜しむ、気持ちもわかります。特別なとき、というのは確かにあるものです。

 

でももっと、日常的に考えてみても。ここでもっと差し出せたものが、気持ちが、時間が、あったな、と思うことがまだまだあるんです。

 

そして何より、

 

出し切る、ことの大切さ。

 

出し切ることで見えてくる世界があります。

出し切ることで見えてくる次の展開があります。

出し切ることで見えてくる相手の気持ちがあります。

 

出し切ることで湧いてくる新たな「何か」が、きっとあります!

 

出すことで、周りの目に触れて客観的な意見をいただけたり、自分自身の腕が磨かれたり、次のアイデアにつながったり、そう、きっとなにかにつながるのだ、と。

 

私に置き換えて考えても、だいたい今自分が持っているものの枠だけで出し惜しんで、アウトプットをコントロールしようとするなんて、笑えるくらいの器の小ささ。苦笑

 

例えば、私が尊敬して止まない、純粋に彼女の文章が大好きな、吉本ばななさん♡

彼女なんて、小説にエッセイの本を出す傍ら、公式ツイッター 、ブログ(何本も!)、有料メルマガなどなど、随時更新されています。

 

私なんて、2つのブログですらすみ分けをどうしよう、それぞれのブログの目的を云々…などとちまちま考えていたのがばからしくなるほどの、大判振る舞いです、さすがばななさんです!

 

なにより、ばななさんには、そんなに書いても書いても、書くことがあるのだという、その底なし沼のような無限の泉にただただ圧倒され、しかもそれを本人は必死感なく、さらりと「ただ書きたくて書いているのー」くらいのさりげないノリ(あくまで私の感じ方です)で書かれていることが、ただただ凄過ぎるのです…。

 

彼女はまぁ、比べるのもおこがましいほどの別格ですが。苦笑

 

だとしても、私が目指したい「溢れ出るばかりの枯渇しない泉」とは、こういうことなのだなぁ、と思い知るのでした。

 

だから、ここで宣言します!

 

とにかく書きます。笑

 

今まで違う分野のことや日本と異国のことを、ごっちゃまぜにしてライターの商売ツールとも言えるブログにアップすることに、筋が通らないとかわけわからんくなる、とかモヤモヤしていたのですが、この際一旦放棄します。笑

 

とにかくあらゆるカテゴリーの内容を、一旦アップすることにします。そして、そこから整理したり、削除したり、磨き上げたり、という作業をすればいい、という結論に至りました。

 

だって、今大事なのは、「出し惜しまない」ということだからです。

そしてそれを続けることで、「自分の器」のようなものがどんどん広がり、私もいつか美しい水に満たされた枯渇しない泉を手に入れる、きっとね!