エシカルノマドの指南書

世界放浪からオーストラリアへ移住後、物書きを生業とすべく帰国。自然に沿った暮らしをテーマに発信、今はエシカルとノマドの両立を目指す日々です

【奄美大島/龍郷町】呼ばれた人しか辿り着かない⁉ 不思議な宿「うふた」の魅力

南の島よりこんにちは!

引き続き、奄美大島の忘備録です。

 

初、奄美大島で滞在先に選んだのが「ゲストハウス うふた」さん。

 

これが大変興味深いのだけれど、実は昨年、友人と一緒に奄美大島を訪れる予定だったのです。でもマンボーだかなんだか、感染拡大だかなんだかで、フライトがキャンセル。

 

奄美大島は島なので、別の交通手段があるわけもなくいったん諦めました。

その際に、気になっていた宿(エリア)でしたが、すでに予約で埋まっておりどちらにせよ取れず…。「うふた」さんは客室が3つ(プラス離れ⁉)があるだけで、その上人気宿なのでいつも埋まっている印象です。

 

そして今年、去年の教訓を生かし、なにわなくともまず宿を抑えました。笑

今となって思えば、今回が私にとってのベストなタイミングだったのでは、と思えます。

 

奄美大島に初めて降り立ち、まず訪れたのがこの宿。今回は、私にとって奄美の入り口ともなった宿「うふた」を紹介します。

 

全て独立した造り

「うふた」は空港からバスで約15分、「東海岸」から徒歩3分。車だと約10分のところにある好アクセスの宿。

宿の前には「いも~れ龍郷町」の看板が目印の駐車場があります。

 

階段を少し上った場所に広がるのが「うふた」さんです。

宿泊施設らしき建物を左手に進むと、右手にリビングらしき建物が!私が到着した際は、このリビングでおしゃべりしていた男性が、チェックインをしてくれました。

そのときは、ドレッドヘアのヒッピーらしき男性、彼がオーナーとは知らずにお話していたのですが。苦笑

右手が開放的なリビング

キッチンにはカトラリーやケトルも揃い料理もできる

 

そこからキッチン、ランドリーなど敷地内を回った後、3泊お世話になる部屋に案内してもらいました。いずれも独立した建物で、移動する際には毎回外へ出るため、アウトドア感が満載です!笑

ステンドグラスが可愛い玄関

このスペースで一杯飲んで夕涼みもいいなぁ。洗濯も干せる!

インテリアもいちいちグッとくる

 

リビングは社交場

私も数えきれないくらい、世界の宿を泊まり歩いてきましたから、こういう宿での過ごし方は心得ているつもり。笑

 

ここはまさにそういう場所、でした。つまり個々の時間をじっくり過ごしつつも、人との関りが持ちたいときに持てる、そういう自由な風が吹いています。

 

合う合わないはある、かもしれません。

でも私には合いました、この協調性のない私が。笑。

 

ひとりで過ごす分にももちろん問題ありません。でも、ご縁が生まれるときには、そのスピードは驚くほどで、今回もそのミラクルが起きたのです。

それは例のヒッピー風オーナーが、結んでくれたご縁でもありました。そして私とその方が出会い意気投合する様子を、にまにまとしながら眺めるオーナー。「つなぐべく人同士を繋いだ」という感じでしょうか。笑

 

奇しくも新月の日で、その日は満天の星空が零れ落ちそうで、それを初めて会ったばかりの人たちと共有する時間の不思議ってば…!

 

旅先ならではの出会いを期待しているなら「うふた」ではぜひリビングへ。そしてオーナーを見つけて声をかけてみてくださいね。笑

なによりオーナー自身が、なかなか、いやかなり興味深い人で、しかも奄美っこなので面白いお話が聴けること間違いないので。

 

朝食はマスト!

初めての朝食(二日目の朝)

「うふた」さんに滞在するなら、朝食はぜひおすすめしたい!

たった500円の追加料金で、申し訳ないほどの素晴らしい料理が出てきます♡。

 

たっぷりのルイボスティーと、生オクラやレアなまこもなど旬の野菜やフルーツを使ったパン中心のワンプレート。特に嬉しかったのは、南国らしくドラゴンフルーツをたっぷり使ったヨーグルトが出てくること。これは心躍るしかないでしょう…!

パイナップルトーストとは南国な!柿は差し入れ♡(三日目の朝食)

まこもや生オクラがメニューに(四日目の朝)

 

最後の朝には、オーナーさんが「奄美の長老たちが愛飲しているドリンク」と昔ながらの発酵ドリンク「ミキ」をお裾分け。さらにはお客さんからのお土産の、美味しいコーヒーをお裾分けしてもらい、朝からしみじみ一緒に飲みました。笑

 

こんな素敵な朝食が待っていると、毎晩楽しみに眠りについてました。

噂の「ミキ」!これは手作りなのか天然の甘さが◎

噂の「ミキ」!これは手作りなのか天然の甘さが◎

 

こちらのコーヒー豆は「ペルーコチャパンパ」と言って、マチュピチュのさらに山奥で、インカ帝国の末裔が農薬・化学肥料を不使用で栽培・手摘みをしているJAS有機認証生豆なのです。

なぜそんなに詳しいかというと、ちょっと前にある記事でリサーチしていたから。笑。こんなにすぐ本当に飲めるとは!コーヒーとしてイメージできる本当に良いバランスが保たれた、ごくごく飲めてしまう味でした。

 

ロマンの詰まった一杯、気になる方はこちらより!

 

 

今回の滞在では、知り合った人は皆、常連さんでした。笑

しょっちゅう訪れる人も、一年に一度を何年も繰り返している人も、それぞれ。一番盛り上がった夜には、奄美っこの友人も呼んで、皆で一緒に飲み明かしたこと。

 

オレンジ色の光が灯ったリビングは、夜にぽっかり浮かび上がったまるで宇宙船のようだと感じました。初めて出会う人々と、まるで前もって約束していたかのように自然に馴染み、話に花が咲く…。

そんな奇跡のような時間が紡げたのは、やはり今年のこの時期だったから、全てがなにか大きな存在の采配のように思えてなりません♡。

 

 

「うふた」さん、ありがとう!また来ます、奄美に来るときは一番に寄りますね♡。

 

一点だけ、あえて言うなら、壁は薄いです。笑

私は初めての朝、隣の部屋の目指しで5時半に目が覚めました。眠りの深い人におすすめいたします。笑

 

PS:これは私の場合のストーリーです。

同じことが起きる保障はないし、オーナーとの関係性も、人それぞれでしょう。そういうつもりで、訪れる方は唯一無二の物語を紡いでくださいね♡。

 

※掲載内容は訪問時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください

※訪問日、2022/10

 

奄美 ゲストハウス うふた」
Add:鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木 1330

HP:

yadoamami.wixsite.com