エシカルノマドの指南書

世界放浪からオーストラリアへ移住後、物書きを生業とすべく帰国。自然に沿った暮らしをテーマに発信、今はエシカルとノマドの両立を目指す日々です

2023年、年明け早々、海外ノマドすることが決まった理由

エシカルノマドのブログを立ち上げたのは、2023年に入ってから。

私の身に「まさか」のできごとが起き、安泰だと思っていた暮らしが突然崖っぷちに!

 

今までだっていくつもピンチを超えてきたし、流れ的にはこれはとてもいいものなのですが、いかんせん急!いやいやいや、「前もって言ってね」ってあんだけ伝えたやん!

と、叫ぼうがわめこうがもう、すべては動き始めてしまいました、はい。

 

そういえばこんな記事も書いていましたね!笑

natural-life-journey.hatenablog.com

 

というわけで、なぜ私が今回海外ノマドをすることになったのか、その流れをお伝えします。

 

 

究極の断捨離は序章⁉ 

ここ数年をかけてひたすらに断捨離を行ってきましたが、2022年の終わりからさらにステージが上がって「究極の断捨離」がテーマとなりました。

 

その過程でコンロが壊れたり、エアコンが壊れたり、さまざまなことのアップデートが続き、そのリサーチから見積もり立ち合い、新調!といくつものプロセスを踏む(ちょっと面倒な)日々。苦笑。

でもね、そのときは「やるしかない」から前だけを見てる。そういうときって、必ず進むのですよね。

 

やるかやらないか、で迷っているとき人は、やらない理由も簡単に見つけてしまうから、結局なかなか進まなかったりする。でも今回、私にはやらない選択肢はなかったので、粛々と淡々と進めました。

 

さらにこのタイミングでさまざまなものに不調が出てきて、それらもすべて一回り以上小さいサイズ、つまりダウンサイズすることに…。

 

1~2月はそんな感じで、集中して整える日々でした。

 

3LDKの実家でひとり暮らし

ここで改めてお伝えしておきたいのが、私の住まい環境です。

 

私は20代から10年以上、世界を放浪したり海外へ移住したりと日本にはおらず。

 

そのあいだに両親は別れ、弟も自分の家庭を持ち、実家だけが誰にも住まれずに年月が経ちはじめ…。ちなみに父は、会社(自分の)の近くに部屋を借りて暮らすほどの仕事人間でした。

 

コロナの直前、私は拠点を京都に移し、フリーランスライターとして働きはじめます。どうしても自分のしたいことをやる、タイミングでした。

そこで、この誰も暮らしていない実家を、ひとりでありがたく使わせてもらっていたのです。断捨離やそうじをし、メンテナンスをしながら。

 

家主の一言で180度変わる!

それが起きたのは1月3週目。

まだまだ断捨離真っ只中のときでした。

 

弟と私と3人、ちょっと豪華な夕食の席で父が口を開きました。

 

「店(会社)、閉めることにしたから」

 

その一言に、私の頭はいまだかつてないほどの猛スピードで回転をはじめます。

 

え、それってつまり、つまり、自宅に戻るってこと⁉ そしたら私はどうなる?今さら一緒に住めないし、え、家出るほど色々が安定しているわけでもない、どうする…⁉ うわぁ…!

 

プチパニック!笑

 

でも、その直後に私が発した言葉は、こうでした…!

 

「それは、お仕事お疲れさまでした!!」

 

そう言えた私を誇りに思う!頭は全力で回転しつつ、同時に、人生をかけて続けてきた仕事を手放す、そのことの大きさにまず打ちのめされていました。

 

言ったあと、やはり彼の決断に反応したのは私で、だってそれはそのまま、私の人生の拠点に影響することなのだから。

 

そもそもね、私は生まれてから今まで、父と一緒に暮らしたことがない。

まさかあの仕事人間の彼が、自分の力で店じまいして、この実家で暮らすことになるとは、家族誰ひとりとして思いもしなかったのに…!笑

 

父と娘の価値観の相違

アラフォーの私、70代前半の父。

この2人の同居は、ある意味、それだけでカオス。笑

 

加えて、父は超絶、地の時代の人。

目に見えるものに価値を見出すタイプの人で、金・名誉・女、みたいな!笑。

 

食に関しては「体にいいからとまずいものを食べるくらいなら、体に悪くてもいいから美味しいものを食べたい」と潔い。

 

ご飯と味噌汁はできるだけ2人分用意するようにしているけれど、それ以外は各自用意、時間も別の食事。彼はほとんど毎日、プラスチック容器に入ったお惣菜を何箱も買ってくる。思うところはたくさんある、でもすべてぐっと飲み込む(言うと「面倒くさい」と怒りで返ってくる!笑)。

自分では買わない肉も多く、そしてそのごみを捨てに行くのは私。

 

対して私は超絶、風の時代の人。

 

目に見えないものこそ現実(に見える世界)を創っている、ここ数年のパンデ〇ックもすべては茶番のシナリオと理解しています。

なるべく人と自然に優しい選択をしたい、そしてそれを伝えたい、人。

 

この価値観の相違は、相手を変えようとせずとも、同じ空間にいるだけでモヤモヤが募っていくのを止められず…(だいぶ順応したけど!笑)。

サステナブルエシカルが執筆テーマの私


でも一番致命的なのは、私が家で働くフリーランスのライターである、ということ。

 

今までリビングで働いていたのですが、彼は日がな一日テレビ。

特に人に対する配慮のない人(悪気はないのだが皆無)なので、「ちょっとごめん」の一言があるわけでもなく、突然リビングに雑音が響き渡る…。

いいんですよ、やっと仕事から解放された身ですもの、好きなことをして欲しい!

 

とはいえなぁ…。

 

寝室には大きなベッドを置いてしまったため(お気に入り!笑)、仕事をするにしても、ベッドの上に座ってすることになり、それだとメリハリに欠ける。

なにより、オンラインの取材も気が引けます。苦笑

 

はっきり言って、彼が移り住んでからの一ヶ月以上、仕事に集中できていません。

家を出るしかないな、となりました。

 

私の選択肢とは…⁉ 

ライターとして、私のキャリアは何段階も波がありました。

仕事を選ぶよりガンガン営業して稼ぐとき、自分の発信したい内容に沿った執筆に集中したいとき…。

 

今は後者で、せっかく暮らせる家があるのだから無理して働かず、(心底ワクワクするテーマだけ書いてどこまで豊かさを巡らせれるか)を実験しよう、と思っていた、矢先。

 

つまり収入面が、かなり不安定でした。

 

実家を出ることは間違いない、じゃあどこに住むか、となり、まずシェアハウス。

コワーキングスペースのあるシェアハウスも最近は多く、なにより契約面で縛りが少ないと読んだためです。

 

が、調べるほどに私が望むような物件は高い。それならひとり暮らしできるな、となる。

 

で、同時に思いついたのが、海外ノマドだったのです。

 

日本でのひとり暮らしは高いし、縛りが長い。

じゃあ、途上国(と呼ばれる)の国々ならどうだろう⁉ 航空券代はかかるものの、毎月の家賃や生活費は今の半分近くにはなるのではないか、それならできる気がする!笑

 

消去法から思いついたにもかかわらず、今ではなんだか、それ以外にない名案に感じてきます。笑

 

実は、やるつもりではあったんですよ、6月以降。

それもあり断捨離はしていました。でももう一度言いますが、なんたって、急!

 

結局、これらのすべての断捨離、メンテナンスは知らないうちに、家主である父のために行っていたような結末になったのでした。苦笑

 

来週には出発!

10年以上も海外にいたにかかわらず、途上国滞在は久々のため、色々と調べています。

 

とはいえ目的地は、北タイの古都・チェンマイ

 

ハードルの低さで知られた国ですが、私がいた頃とは違い、年々バックパッカーフレンドリーではなくなっているよう。日本は円安が深刻ですが、タイの方が経済的に希望がありそうな現状。苦笑

 

果たして、思い描いている海外ノマド暮らしは叶うのでしょうか。

チェンマイはオーガニックの選択肢も豊富で、意識が高い人が多い印象なので、それも楽しみです。

 

 

それにしても、まるでところてん方式のように、ぎゅっと押されてスポーンと次の拠点へ…!笑

 

そんなハプニングも楽しみつつ受け入れていく。その感じ、旅そのものを思い出します。もう始まっている…、そんな風に感じています。

 

では引き続き、ノマドの準備などを書いていきますね!