南の島よりこんにちは!
引き続き、石垣島の忘備録です。
今年始めたサーフィンと同様、気になっていたマングローブSup。
これはSupだけでも、マングローブだけでも違うのです。すなわち、海でするSupではなく、マングローブでするカヤックでもないのです。
しかもマングローブなんていたるところにあったのにもかかわらず、結局トライすることはなかったというのに。
というのも、ケアンズではマングローブといえばワニの住処。よく無人島ツアーに行く際など、リバークルーズの際には「ワニのチェックポイント」なるものがあり、よく皆でワニ探しをしたものです。
そんなわけで、満を持して日本の楽園、ワニに怯えることのない沖縄の石垣島でマングローブSupをすることに!
マングローブSup(サップ)とは
マングローブが生い茂る川をSupするアクティビティのこと。
マングローブとは海水と淡水が混ざり合う「汽水域」に生える植物の総称で、常緑樹木やヤシ、ツル、シダ類が群生している森林を指すこともあります。
SupとはStand Up Paddle(スタンドアップパドル)の略称。
名前の通り、サーフボードの上に立ってパドルで漕いで水上を進むウォーターアクティビティのことです。
以前、例のケアンズ時代のSupインストラクターにその人気の理由を聞くと、「日本からのゲストから人気の理由は、メイクをしたまま写真が撮れる、映えるスポーツ」だからとのこと。苦笑
それを聞いてちょっと笑ってしまいました。確かにSupはそれほど難しいスポーツではないし、初めてでもボードの上に立つのは簡単。さらに水しぶきを浴びることもなければ、水に顔を浸ける必要もありません。
とはいえ、まさか「映えるスポーツ」だとはね。私も「映えSup」に初挑戦でーす!笑
石垣島のスポットは宮良川
宮良川は石垣島で最長のマングローブ川として知られ、国指定の天然記念物でもあります。
宮良川のヒルギ林はメヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギなどを中心としたヒルギの大群落。宮良川の河口から約2キロに渡って繁栄し、面積にしてなんと225ヘクタールもあり雄大な景色が広がります。
国内外から、Supやカヌーを楽しむ人が訪れるスポットでもあります。
スタートはここ!
私は今回「KANS」主催のマンツーマンツアーに参加してきました。
感染対策の目的もあり、「KANS」さんでは貸し切りツアーのみのようでした。
さて、宮良橋近くに車を止めると、写真(上)のように川辺へ降りる階段があり、ガイドさんが慣れた手つきで、ボード二人分を川辺へ運んでくれます。
川辺でまず少し説明を聞いてから、念のためにとボディジャケットを被ると、いざ水上へ!
雄大な風景のなかをスーイスイ
宮良川を漕ぎだし、すぐに橋の下を通るのですがそこが一番逆風が強いのだそう。その後は、穏やかな流れなので初心者でも問題ありません。
最初は座って漕ぎ始め、慣れてきたら立ってみてそのまま立ち漕ぎにシフトします。
途中でマングローブの木々がトンネルを作っていて、その下をくぐるときには座って姿勢を低くすることも。ボードの上での感覚に、一度慣れてしまえば大丈夫ですよ。
幻想的な手つかずの洞窟
Supで行ける一番奥には、手つかずの洞窟が。
そのなかに入ることもできますが、洞窟が低めなのでボードの上から楽しみます。内側からは、写真(上)のように水面に反射した木々がキラキラと輝いて見え、それは晴れた日のみの特権だそう!
マングローブのヒルギ林へ探検
マングローブのヒルギ林に上陸して、しばらく探検する時間もあります。
足元はまるで沼地!足が取られそうになるので、履物には気を付けて。ビーチサンダルだと鼻緒部分が抜けてしまう可能性があるので、沖縄で人気の「ギョサン」がおすすめ。
ガイドさんがしてくれるヒルギの話、発芽の仕方の話も興味深かったです。
リクエストして泳ぎの時間も
ツアーの当日は9月の終わりというのに、南国なのでまだまだ真夏日!
水上スポーツは、頭まで水に浸かる必要はありませんが、暑い日には浸かりたくなりますよね。
というわけで、私からリクエストして泳ぐのに適したスポットでは、少し時間を作ってもらいました。
どうでしょうか、私のマングローブSup、映えていましたか?笑
写真の撮影は、ガイドさんがスマホとコンデジを駆使して担当してくれましたよ。
マングローブSupデビューが、石垣島の宮良川だったことを嬉しく思います。
川に漕ぎだしてすぐに雄大な自然に包み込まれ、今自分がどこにいるのか一瞬見失う感覚に。しかも大人数のグループではなく、マンツーマンだったのも良かったですね。
※一人だと1,500円の追加料金が掛かります。ただちょっとおまけもあるので、ぜひ「KANS」さんのインスタグラムをチェックしてみて!
今、川を進んだ先に、また橋の工事が始まっています。
次来るときには、この手つかずの自然のなかに人工物が増えるのだな、と少し寂しくもありますが、必ずまた戻ってきたい。
貴重な経験を、温かくサポートしてくださり「KANS」さん、ありがとうございました!
-
「KANS石垣島」
Add:沖縄県石垣市真栄里204-365シュロスⅡ 101
HP:
※掲載内容は訪問時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。
※訪問日、2021/9/29