自然に沿った生き方を探求する中で、最近「発酵」というキーワードに興味深々です。
まだ掘り下げて勉強するまでには至っていませんが、やはりひとつずつ実践・行動することが大切!というわけで「発酵ピクルス」を漬けてみました。
ピクルスといえばピンと来るのはハンバーガーの間に挟まっている、あれ、です。好き嫌いが結構分かれるため、「抜きで」と注文する人も少なくないようですね。
今まで私の中で、ピクルス=酢漬けした野菜、でした。
ですがどうやら、酢漬けと自然発酵、どちらのやり方もれっきとしたピクルスのようなのです。
早速、乳酸発酵させた「発酵ピクルス」を作ってみますよー!
必要なもの
・できるだけ自然栽培の野菜
(きゅうり・人参・プチトマト・赤パプリカなどお好みで)
・天然塩(水に対して3~5%)
・水
・ガラス製の保存瓶(煮沸消毒したもの)
水の量は、瓶の中に入った具材が全て浸かる程度を目安に。
ひとり用のため瓶が小さかったので野菜も細目にカット
白いのは塩。今回は伝統製法で作られた天日塩を高温焼成した「キパワーソルト」を
常温で保存して経過観察
これらを全て瓶の中に詰めて、常温で保存します。発酵させるので、蓋はゆるく被せておきます。
季節や温度によりますが、1~2日で発酵がはじまりプクプクと泡立ちはじめます。日数が経つほどに水が白濁していき、気泡の立ち方も激しくなるようです。
6日目にはこんな感じ(↓)。
激しく発酵している様子
いつから食べごろか様子を見ています。
時々蓋を開けて、上に白い膜のようなもの(産膜公酵母)ができたら、害はありませんが、適宜取り除くといいみたい。
そして…9日目!
もう少し前から食べられそうでしたが、スケジュール的に9日目になってしまいました。目安はきゅうりの皮の色でしょうか、明らかに鮮度のいい緑から熟した深い色に変色するのが目に見えます。
発酵は一旦落ち着いた様子にも見受けられる
取り出してみるとこんな感じ!
自家製ピクルスのお味は
肝心のお味の方は…うーん、美味しい♡
深い旨味にまろやかかつ濃厚な酸味でクセになりそう。ちゃんと素材の味が生きている!こ、これが発酵した野菜の味なのですね。
今まで食べていたピクルスとは別物。確かにお酢漬けも美味しいけれど、個人的にはこちらの方が好きかも。
ちなみに気をつけてはいましたが、プチトマトだけ水に浸かり切ってない部分があり、傷んでしまいましたね。発酵と腐敗、は紙一重ですが素人でも一口ですぐわかりましたよ!苦笑
肝心のお酢漬けとの違いは、感覚的に酸味の違いかなと思います。
お酢を使った方が「すっぱ!」という瞬時に感じるパンチが強く、じっくり発酵させた方が深いコクやまろやかさが加わると言えば伝わるでしょうか。
何はともあれ、これは作り置きしておくと、困ったときの一品にもなりいいですね。そして野菜の種類ももっともっと試したい!
余分な味付けをしなくても、自然の力で素材の旨味を引き出すってこういうことか、と身を持って体感しました。
あー、美味しかった、微生物たちに感謝です♡
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