エシカルノマドの指南書

世界放浪からオーストラリアへ移住後、物書きを生業とすべく帰国。自然に沿った暮らしをテーマに発信、今はエシカルとノマドの両立を目指す日々です

2024年、波乱の幕開け。外側がどうであれそれでも自分に集中する

明けましておめでとうございます(写真はバリ島の最高峰、アグン山 3142m)!

 

能登半島地震で被害を受けられた方が、一日でも早く通常の暮らしに戻られますように、心穏やかに過ごせますように…心よりお祈り申し上げます。

 

能登半島地震は、実家のある大阪をも揺らしました。震度4でした。

父がひとりで暮らすマンションは、私と同じくらいの築年数(まぁまぁ古い!笑)とはいえ、鉄筋コンクリート造りで阪神大震災でもほとんど影響を受けず、かなり信頼しており、今回も無事でホッとしています。

 

ですが、当たり前だけど自分たちがよかったからよかった、でもなく日本という国に生きている以上、明日は我が身だなぁとはいつも感じています。

私はたまたま311のときも、能登半島地震のときも国内にはおらず、温度差はあると思うけれど、それでも大切な家族が生きている以上、同じ思いです。

 

さて、それでも、ひとつ思うことがあるので書きたいと思います。

 

それは、日本人の「同調」という概念について。

同調圧力については、パンデミックの際に嫌というほど目の当たりにしました。そして今回の地震では、「一緒に落ち込む」「一緒に悲しむ」のが美徳、という同調の仕方について、私は違和感を感じています。

 

もちろん繊細な人が多い日本人は、暗いニュースを目の当たりにすると、「それにやられる」という感覚があること、多少は理解できるつもりです。

 

もしかすると「美徳のつもりはない」という方がほとんどかもしれません。わかります、日本人って優しいのは痛いほどわかりますし、多くの場合それに救われている国です。

 

でも、「そうした方がこの場に相応しいから」という想いが一ミリもないと言えるかどうか、正直に自分の声に耳を傾けてみると…どうでしょう⁉ 

つまりそれって、日本を、世界をより良い方へ導くのになにか役立ちますかね?ということ…なんですよね。

 

意識が先、現実が後。

つまり現実は、意識を向けた方に展開する。

 

これは、いつだって変わらない宇宙の真実です。だとしたら、一緒に落ち込み嘆く人が増えれば増えるほど、ますますそうした現実を創り続ける、というのは想像に難くありません。

 

こういうときにこういうことを書くと、不謹慎だ、になるのかなぁ。

そう思うくらいの客観性は持ち合わせていますし、多くの方の発信の方が、「今の惨事にふさわしい」ように見えます。ですが、それも本当の本当に自分の声を聴いてみて欲しいと思うのです。

 

こんなことが起きたから、落ち込むのが当たり前。

 

でもそれすらも、その人の概念ですし、自分のなかにあるものです。その数が多いほど、真実っぽくみえる、というだけで…。

 

私は今まで、いつも自分の声と照らし合わせ、魂の声を聴き、「そのように見えるけれど、私自身はみじんもそうは思っていないこと」をひとつずつ救い上げてきました。

スピリチュアルは生き方の本質だと思っていて、これもそれを体現するための作業のひとつです。

 

この地震が起きたこと、もちろん怖い思いをした方、今までの人生を手放さずにはいられなかった方たち…Feel sorry for them(お気の毒に)、とは思います、まず今このときは。

 

ですが、もっと引いた目で見たとき、なにもネガティブなことばかりでもないのかもしれません。

 

例えば、いずれにせよ手放さなくてはいけなかったしがらみや、考え、人間関係などが少し荒い方法ではあるにせよ、やっと手放せ多人もいるかもしれない。いつか変えなきゃ、と思っていたことを今すぐ変える必要がある人も多いかもしれません。

 

だから、「それ」はただ起きただけで、それをどう捉えるかはすべて自分たち次第なのですよね。

 

今回は直接影響を受けなかったとしても、一緒に打ちひしがれるだけでなく(そういう期間があるのはあってもいいとして)、それを自分の人生にどう取り入れていくか、という視点。

 

私はライターとしてたくさん取材をしてきて、多くの人の人生の転機が「911」や「311」、「パンデミック」であることを大変興味深いな、と感じています。

 

一見、悲惨なできごと、とされることを受けて、それを自分のよりよい生き方へと変換させられる人たち。流れに乗るように生きて、人生を展開させていく人たち…。

 

いつも言いますが、「それができるからいい、できないから悪い」ではなく。

それができる、という可能性にフォーカスしたい。誰かにできるなら、必ず自分でもできること。

 

だから外がどうであれ、結局できることは自分に集中すること、なんですよね。

自分の捉え方、感情(=周波数)、そこからの行動、すべて自分で選ぶことができるんですよ。これって、本当に希望だと思います。

 

地震のなかでも、自分は健康でハッピーでもいいんですよ。

そういう人がひとりでも多くいることが、より健全な日本を取り戻すのに、実はとっても近道なんですから…!

それに一緒につらくなるだけが唯一のあり方ではなく、明るい気持ちで被災地を応援したっていいんですもんね!

 

より多くの人に共感を得るための書き方をするなら、大変な状況の人は最小限に、今大丈夫な人はエネルギーを温存しておきましょう、みたいなこと。

一緒に「大変な状況の人」にならなくていいんです。だっていつ、また別の場所で大変なことが起きるかもわからないのですから…。

 

 

パンデミックで今、私たちが見ている(見せられている)ほとんどのことが、実は真逆なんじゃないかって気づいてからますます、普通の反応はできなくなりました。笑

 

ですがもちろん、目の前で転んだ人を見捨てる、みたいなことではなく。そういうとき、率先して手を差し伸べる自信は、あります!笑

 

でも結局、意識のチカラだから。

 

そして実は日本人の意識のチカラは、言霊も含めかなり強力だとも言われてますから…せっかくだからよりよきことに生かしたいなぁ、と個人的には思っています。

 

新年早々、長くなりました!

皆さま、よき一年をお過ごしください。

 

今年もおつき合いいただけると幸いです♡

自分史上最高の一年にしましょうー!