渡月橋や竹林、モンキーパークなどの有名なスポットが多いため、少し穴場感があるかもしれません。
実は昨年、母と「天龍寺」に紅葉を見に行く予定を立てていたのですが、その直前に行った旅行中に倒れてしまい、一ヶ月以上の闘病生活をすることになったのです。
退院する頃には紅葉も散り始め、なによりまだ体力の戻っていない彼女を連れていくわけにもいかず、断念したのでした。
見事に復活したので今年こそは見に行けるといいのですが…。
その下見も兼ねて行って参りました!笑
天龍寺とは
「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている、臨済宗の禅刹。
「その地に足利尊氏を開基とし、夢窓疎石を開山として開かれたのが天龍寺で、その目的は後醍醐天皇の菩提を弔うため暦応2年(1339)に創建された」
公式ページ「天龍寺について」より引用。
「名嵐山や渡月橋、天龍寺の西側に広がる亀山公園などもかつては境内地であった。」とあり、かつてはかなりの広大な土地を境内としていたようです。
そしてこの「天龍寺」は幾度となく火災に見舞われ、大きなものだけで8回もあったそう。
今の境内はかつての10分の1!とはいえ3万坪あるのですが…。
「曹源池庭園(そうげんちていえん)」をお目当てに
「天龍寺」のお目当ては、その庭園だという人も多いはず。
日本最初の史跡・特別名勝指定を受けた「曹源池庭園」は、約700年前の面影を残しています。
また中央にある曹源池を巡る池泉回遊式庭園で、「大堰川を隔てた嵐山や庭園西に位置する亀山を取り込んだ借景式庭園でもある」とのこと。
紅葉の時期に来たかった理由は、ここにあります。
借景とする亀山の紅葉と池の周りの木々の紅葉が、グラデーションのごとく見事な風景を創り出すからです。
というわけで、今年こそはぜひ…!
緑生い茂るマイナスイオンの天国
ちょうど雲行きが怪しくなり、ゲリラ豪雨に見舞われる直前に訪れたため、周りに参拝客はほぼ皆無。
広々とした境内、庭園内をひとり占めできたのですが、雷の鳴るなかでこの庭園をひとりきり、というのはちょっとしたスリルでもありました。汗
ただ、安心した環境(天候)の中でなら、きっとかなり気持ちのいい散策路になるはず。
季節の花や草木も生い茂り、濃厚な自然の薫りがしましたよ。気持ち良かったー!
※掲載内容は訪問時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。
※訪問日、2021/7/13
Open:8:30~17:00(受付終了16:30)
HP: