エシカルノマドの指南書

世界放浪からオーストラリアへ移住後、物書きを生業とすべく帰国。自然に沿った暮らしをテーマに発信、今はエシカルとノマドの両立を目指す日々です

酒豪→節酒ライフに切り替えて一年ほど経った今、体と心の変化【体験シェア】

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コーヒー愛飲者の私は引き続き、カフェインレスライフを続行中です。

 

さて同様にもうひとつ、ここ一年ほどでぐぐっと摂取量が減ったものがあります。

タイトルの通り、お酒=アルコール、です!

 

人生で一番飲んでいた時期は、このブログでも度々登場するラティーノ やヨーロピアンたちと、密に過ごしたシドニーでの3年間でしょう。

 

そこは大学のドミトリー(寮)のような安宿でした。

普通旅人がすれ違うだけの場所なのに、ハーアーブ リッジを臨み、裏庭つきのビクトリア調のこじんまりした建物はあまりに心地良く、住み着く人が続出でした。

 

リビングで毎日顔を会わせるうち気心が知れてきて、誰ともなく晩酌が始まる毎日。

そこに住む人のほとんどが仕事をしているため、月曜日はまだ静かなのですが、「土曜どうする?」を合言葉に、週末に向かってどんどん気持ちを高めていく私たち。

 

誰かの誕生日だ、歓迎会だ、送別会だという特別な日には、パーティー はより激しさを増します。

 

そんなときはまずワインボトル2本を宿で飲み、そこからクラブへ出かけてビール数杯、からのご馳走になるカクテルという流れでが定番でした。

ちなみにワインは一本はすべて自分で飲み、2本目は空になったグラスを持っている人に次ぎながら自分も飲む、という感じ…。

 

楽しさに全力で遊んで、翌日には二日酔いで半日起き上がれないとか、酷いときには点滴してもらいに病院でお世話になったのも1度ではありません。汗

 

書いていてとんでもないな、と思うのですが、その時はそのときで楽しかったのです。そう、とーっても!

 

でもそんな時代も終わり、ひとりで暮らすようになってからは友人と出掛ける以外、ひとりで晩酌の日々。でもひとりですから、今いち盛り上がりに欠けます。グラス1~2杯程度を嗜む程度に。

 

実は私は、家系的に全く飲めません。

 

父は正月に赤ワインに見立てたぶどうジュースで乾杯し、母は「ちょっと飲むわ」と小さいグラスの1/3も注いだら酔っ払います。

 

そんな両親を持つ私、まず飲めるわけがないんですよね。

 

でも海外にいることが多かったので、それなりに飲むようになりました。特訓もして最大に飲めたのが上記の量、でした。そのため一旦飲む量を減らすと、あっという間に右肩下がり、そうつまり飲めなくなってしまうのでした。

 

今までビールでもワインでも、とにかくアルコールのストックがないと不安なほど(アル中か!? )だったのが、みごとに気にならなくなり、今ではお酒があっても飲み切れないなんてことも(かつてはそんなもったいないこと、とても…笑)。

 

節酒を始めた頃、同時期にプチ断食(私は今、朝食を食べません)を始めたので、周りが「痩せたねー、大丈夫?」というほど一旦私は痩せました。恐らくどちらもの相乗効果だったと思います。

 

そこからは体が今まで摂っていたアルコールがないことや、食事の回数が減ったことに慣れて、また体重が戻っていきました。というか、もはや体重は図っていないので見た目、の話ですが。

 

さて、その頃からほぼ一年が経ちました。今は誰からも「痩せ」を指摘されないほどに…。

 

顕著な変化としては、お酒を飲まなくなってから甘いものをまた体が欲します。

子供の頃から甘党だったのに、お酒を大量に飲むようになって全くスイーツなどを受け付けなくなっていたのです。それがお酒を止めた途端、また甘いものを食べてしまうように。

 

知らない間にアルコールから糖分を吸収していたのだな、と体の神秘に驚きです。

 

後はまぁ、あの地獄のような二日酔いから解放され、一日を無駄にすることがなくなり、頭がクリアになった気がすること、くらいでしょうか。

 

今でもお酒の場は、好きです。雰囲気でつい飲んでしまいますが、4杯までが翌日に持ち越さない、一番良い飲み方です、今の私にとっては。

 

でも、飲まなくていいってとっても楽!気持ちがとても軽くなりましたね。

前は何かに急かされるように「飲まなきゃ」と焦っているようなこともあり…。あれはいったい何だったのでしょう。自分ではない誰かに、なろうとしていたのかな。笑

 

うん、でも楽しかった、そのスリルみたいなものを味わいたかったのかもしれません。

 

お酒とは不思議なものです。なるべく楽しく、前向きなお酒を飲みたいものです。