京都でヴィーガン、イタリアン(創作洋食料理)といえば、こちら一択。
とはいえ立地的に、頻繁に行けるわけではないものの(アクセスではなくあくまで個人的な都合上)、今のところ一年に一度訪れています。
旅行で京都へ来られる際には、このブログの読者さんにはぜひ一度は足を運んで欲しいくらいおすすめ!
先日また幸運にも訪れることができたので、その魅力をお伝えします。
四条烏丸と河原町のあいだの穴場
立地的には市内のど真ん中、の一本下がったところ。
そのため大通りの喧騒からは少し逃れた、いかにもこだわりの飲食店が多い界隈にあります。
電車で来られる際は地下鉄四条駅、阪急線の烏丸か河原町、京阪だと祇園四条から徒歩圏内です。
店主のDIYで創られた空間
「Pettirosso」は小さな赤提灯が目印の2階建ての古民家。
提灯が灯っているとまるで迎えられているような、温かい気持ちに。
どこからどこまで、と線引きが難しいほど壁や床、インテリアにいたるまで、こちらのオーナー夫婦の夫マークさんが手掛けたそう。
和な箱(空間)でありながら、どこか異国情緒漂う雰囲気に仕上がっているのは、イタリア人でもある彼のDIY力のなせる業かも⁉
お店の想い
職人気質なマークさんと太陽のように明るく料理に対する愛たっぷりのAyakoさん。
情熱と技術のどちらもを備えた二人で生み出す料理、空間、サービスはどれも陽だまりのように温かく、心や細胞レベルで染みわたるよう…。
公式サイトにはしっかりとこだわりが書かれています。
化学調味料や遺伝子組み換え食品は使わず、なるべく京都のオーガニック野菜を使用した無添加の菜食料理を中心に調理をしています。
当店には、お肉料理とお魚料理はありません。 VeganとVegetarian料理のカフェ&レストランです。
野菜の枠を越えてくる料理の数々
今回は2,500円のディナーセットをあらかじめオーダー。
マークさんは私が通っているカフェの常連さんでもあるので、もうその辺はお任せ。
心ときめかせて待っていると、まず出されたのが本日のヴィーガンポタージュ「金時ニンジンのスープ」。
そして8品(サラダとフォカッチャ含む)盛りのプレート、さらに菊芋とフィンネルのパスタが続きます。
このプレートはまるでオープンな宝石箱!
食材とスパイスの創造的な組み合わせに終始ワクワクして説明を聞きます。
が、全部書き残せなかったので、ぜひメニューを熟読したい…(職業病)。
どの料理も手が込んでいて、下準備にも時間が掛かっただろうなと想像できるものばかり。
里芋のガレット、ほうれん草のミートローフ、べジラザニアなど野菜でここまで…、と感嘆のため息が漏れます。
もちろん野菜自体の選出にもこだわっておられるから、そのままでも野菜本来の味がするものばかりですが、手を掛けてあげただけその味わいに奥深さが加わる気がします。
野菜が喜んでいるというか、応えてくれるというか、ね。
ちなみにジャガイモのナゲット(確か⁉)と菜の花のマリネ(確か⁉)が、特に美味しかった!笑
ランチでは1,500円~プレートやパスタランチなどが楽しめるので、手始めにランチはいかがでしょう。
ヴィーガンスイーツもお任せ
今回注文したのは、「柔らか栗のプリン、チョコレートアイス添え」♡。
4~5種類のメニューはどれも美味しそうでしたが、ケーキはもう入らないほどお腹いっぱいだった、という理由で選んだプリンでしたが…。
今まで人生で食べたプリンのなかで、私史上一番かも!笑
なんだこの絶妙な弾力と柔らかさが共存したプリンと、濃厚かつ自然な甘さのチョコレートアイスの絶妙な融合は!
スパイスが効いていて、秋冬にピッタリな味わいで、今でも思い出すとうっとりしてしまうほど、心から美味しかったです♡。
ドリンクはマスト
もちろん無理してアルコールを飲む必要はありませんが、と前置きして…。
でも少しでも飲めるなら、お料理に合わせてグラス一杯は飲んでみて欲しいです。
イタリア人の料理職人マークさんが選ぶワインは、本当に美味しいと思ったもののみ。扱うのはもちろん自然派。
先日は、デキャンタで注文して数人でシェアしました。ハウスワインにしましたが、フルーティーなのに軽すぎず、料理との重量バランスもピッタリ。
幸せなひとときに相成りました。
ただ同店の季節のフルーツを使った自家製酵素ジュースドリンクも、実はとってもおすすめ。デザートの代わりに飲むのもありかも。
はぁ、夢のような時間でした。
一年に一度とは言わず、今度はひとりでランチにでも訪れてみようかな。
ご馳走さまでしたー♡
※掲載内容は訪問時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。
※訪問日、2021/12/25
「Pettirosso Kyoto(ペティロッソ 京都)」
Add:京都市下京区四条町富小路下塗師屋92-2
Open:11:30~14:00、17:00~21:00
Close:月、火、水曜
HP:
pettirosso-kyoto.business.site