前半に引き続き、旅に捧げた20代のお話。
オーストラリア、北米をラウンドした後で必然的に、「次は世界だろう!」と。よく「どうして世界一周しているの/していたの?」と聞かれますが、「そういう流れだったから」としか言いようがありません。
そんなわけで日本では旅行誌の制作に携り、西日本を中心に取材や撮影旅行で奔走しました。世界は自分で見るから、日本のことをもっと学びたい(できれば仕事として)。と何となく考えていた私にとって、完璧な着地点でした。
そして・…、2006年、夏。
世界一周の旅に出発!
期間:無期限 (でも経済的に2年のイメージ)
予算:約250万円
目的:大自然・世界のクラブ・友達との再会
後は、
ココロ動くまま。呼ばれるまま。
わーーー…!とアドレナリンが体の底から突き上げるような、そんな大自然に圧倒されたい。そして少しでも近づきたい。
後は世界各地のクラブで、世界中の若者と一緒に音楽を楽しみたい。数少ない私の中の旅の目的でした。
最初の目的地はカオサン・バンコク!
これは今も昔も変わらないかな?破格な航空券を売る旅行会社、生の土地情報をふんだんに持った旅人、いつまででも滞在できる安値の宿が集る、旅人のハブであり最初に目指しておきたい場所でした。
とにかく旅の情報は、その都度その土地で集めることにした私は、迷わずカオサンへと向かうのでした。
東南アジア→中央アジア→中東アジア→ヨーロッパ→北アフリカ→南米→オセアニア。
2年強の女ひとり旅。
ここを掘り下げていくと…、きっと旅したのと同じくらい時間がかかる恐れがあるため、割愛させていただきます。笑。
そのくらい濃厚で、全力で自分と人と、世界と向き合った日々。
愛やアドレナリンが溢れる瞬間や、それらによって引き起こされた奇跡を幾度となく経験した旅の日々。
ま、もちろん逆の葛藤もしかりです、ええ。苦笑。スランプとか孤独とか…挫折感とか。
例え20代に戻ることができる魔法の薬が手に入っても、私、こんだけ分情熱をかけるような旅はもうお腹いっぱいなので「結構です」と言いそう。笑。
微塵の後悔もない、そんな旅の時代でした。
そして、当時は今みたいにスマホなんてWiFiない、ない!笑。
とってもテクノロジーの進んでいる旅人だけがノートブックなるものを持ち歩き、写真などのデータを保管したり旅の途中にブログなどをアップしていたようです。
アナログな私は、各都市ごとにサイバーカフェに通って家族や友達とは連絡を取っていました。
そんなわけで、今の旅人のようにその都度ソーシャルネットワークメディアなどで写真や状況、ブログなどをオンタイムでアップすることはありませんでした。
…が、それではあまりにもったいないと言っていただくことも多かったので、回想ブログを旅が終わってからまとめました。
時差があるものは、あまり盛り上がらないようでたったひとりで書き始め、ひとりで終わりましたが。笑。少しお時間をいただき覗いていただけたら、小躍りして喜びます♪