エシカルノマドの指南書

世界放浪からオーストラリアへ移住後、物書きを生業とすべく帰国。自然に沿った暮らしをテーマに発信、今はエシカルとノマドの両立を目指す日々です

【京都/烏丸御池】ポートランド発!自家焙煎カフェ「Stumptown Coffee Roasters」のアジア初進出が京都に

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京都には古くからのものを守りつつ、新しいものも比較的受け入れるという風潮があります。

 

それはインバウンドの旅行者が行き交う街並みを見ていても、一目瞭然。だからこそ、グローバルな視点と古きよきものが混在する街を保つことができているのです。

 

今回はサードウェーブコーヒー発祥の地、オレゴンポートランド発祥の「Stumptown Coffee Roasters」とその良きパートナーである「Ace Hotel(エースホテル)」が2020年、京都に初進出!

 

 

「Stumptown Coffee Roasters」って?

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「Stumptown Coffee Roasters」は1999年、アメリオレゴンの州都、ポートランドの小さなロースタリーから始まったそう。

 

創業者ソレンソンや社員は自らの足で時間をかなりかけて農場を訪れたり、納得できる品質のコーヒーを喜んで高い価格で買い付け、最高品質のコーヒーにこだわり続けました。その活動はサードウェーブコーヒーと称される運動の一部だとも。

 

また生産者とサステナブル(持続可能)な関係作りをすることでも、知られています。

 

その後、シアトルやニューヨークにも出店していますが、そういえば私もニューヨークに行った際「Ace Hotel」のラウンジでコーヒーが飲めるというフレーズに惹かれて、行きたい店リストに上げていたことを思い出しました。

 

そう、ニューヨークでは「Ace Hotel」でコーヒーを提供するロースタリーとして20年のパートナーシップがあるというから、もちろん日本へもそのセットで進出してきたのでしょうね。

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カフェの店内

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ダークめのモスグリーンタイルが可愛い♡

 

歴史ある建物と有名建築家のコラボ

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「Ace Hotel」が入っているのは、「新風館」というこちらも新しい商業施設です。

これらの名前を聞いて、いまいちピンとこない人もいるかもしれませんが、ロースタリーも含め全て同じ場所に位置しているのです。

その位置関係をクリアにした上で、話を進めたいと思います。

 

コンパクトな「Stumptown Coffee Roasters」

ロースタリー自体はとても小さいスペースで、注文するカウンターがどんとあり、それを囲むようにカウンターと席がいくつかある程度。

だからこその「Ace Hotel」!ニューヨークでもロースタリーで買ったコーヒーを併設のホテルラウンジで優雅にいただくのがお決まりのようでした。

 

古きを新しく生まれ変わった建築

さて「Ace Hotel Kyoto」が入る「新風館」ですが、1926年に建てられた旧京都中央電話局を、世界的建築家・隈研吾氏が手掛けてモダンなスペースに変身しました。

 

今回訪れたホテルのラウンジは、京都の文化や伝統を残しつつも米国北西部のエッセンスが散りばめられた空間に。高い吹き抜けの天井が心地よく、さらにふんだんな木を使い、まるでロッジのような温かみも感じます。

 

隈研吾氏の作品は数あれど、建築に詳しくない私でも「富山市ガラス美術館」や「スターバックスコーヒー太宰府天満宮表参道店」は知ってたほどの有名建築家です。

彼の作品のひとつ、と思うとまたそこで過ごす時間が特別に感じます。

 

建築に興味のある方はこちらを参照ください。

shinpuhkan.jp

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自然素材がモダンさと調和した空間

 

庭の散策もまた楽し

ここへやって来てまず目を惹かれるのが庭。写真のほかにもいくつか庭を設け、屋上には屋上庭園まであるそうです。

建築家・隈研吾氏によると「現代と過去がつながる濃密な庭」だとか。

建物に囲まれた空間でも、自然の風景がこのようにいくつも差し込まれていることで、呼吸がしやすい心地いい空間となっているようです。

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建物に囲まれた癒しの場

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小さな川も流れている


ラテとカプチーノが…

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マルゾッコを使ったエスプレッソベースのドリンクやドリップコーヒー、焼き菓子などが楽しめ、自家焙煎の豆やオリジナルアイテムなども購入可能。

 

ただ今回ちょっと混乱したのが、ラテとカプチーノの違い。

 

私は何年も、日本のシアトル発祥カフェとカフェの本場オーストラリアでバリスタ業をしていたので、と一応前置きしておきますが、ラテとカプチーノの違いというのは泡の量(分厚さ)です。

 

そしてそれがわかるようにカプチーノにはチョコレートパウダー(オーストラリア)やシナモン(北米)がかかっていることが多いですね。

オーストラリアではラテはグラスに入っていることも多いですよ。私はそのラテグラスが苦手で(だって熱いもの!)新規のカフェを開拓する際、ラテならマグに入れてくれ、と注文していました。

 

で、です。

 

最初にラテを頼むと580円でした。最近コーヒーの値段は上がっているので「なるほど!」と思うも、ふとメニューを見るとカプチーノは540円。

 

先ほども触れましたが、その違いは泡の部分のはず。ちょっと気になって聞いてみると「ミルクの量が違います」と言う。そこでカップを見せて欲しいと頼むと、随分とその差があるではないですか!

 

これは通常「Reg(レギュラー) or Large(ラージ)」の違いなのでは…。

 

提供されたものも、見た目ラテ(or フラットホワイト)でしたよね。笑

 

というわけで、わかりにくいねーん!汗

という突っ込みだけさせておいてくださいまし。

 

カプチーノのお味はパンチのあるエスプレッソをまろやかにするミルクとの好相性、という正統派。美味しかったです、ごちそうさまでした。

 

ノマドワーカーポイント★×3.5

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ノマドワークをする拠点としては、★×3.5つ。

 

ノマドワークをする際に、ロースタリー内はまず省いておきます。

ホテルのラウンジについてのレビューです。

 

ホテルという快適な空間なのに、3.5なのはずばり、カウンターがなかったからです!

 

そしてひとりだと写真のように、向き合って座るタイプの大テーブル。

今は感染対策でアクリル板を置かれていますが、これがなくなると前の人との距離感、かなり近くて圧迫感があります。とはいえ、あるともっと圧迫感…。

 

ほかはローテーブルが多いので、働くよりも友人とまったり過ごす方が向いているかもしれませんね。

 

空間自体はアート並みなのですから!そしてテラスもありますから、春や秋にはいいですね。

 

  • コンセント:あり
  • WIFI:あり(無料)

 

※★は5つ★中、で私個人の独断と偏見で評価のためあしからず♡

 

 

「Stumptown Coffee Roasters」
Add:京都市中京区車屋町245-2 エースホテル京都1階

Open:8:00~19:00

HP:

www.stumptowncoffee.com

 

※掲載内容は訪問時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。

※訪問日、2021/10/26