言わずと知れた京都の観光スポット、哲学の道へ。
東山の麓、左京区・若王子神社から法然院下を銀閣寺に至る疏水べりの小道、約2kmを指し、日本の道百選にも選ばれています。
哲学者である西田幾多郎や田辺元などが思案に耽ったことから、この名がついたとのことですが、今では国内外の観光客が押しかけ、思想を巡らせるどころではなさそう…!
桜のみならず、初夏には新緑、秋には紅葉と四季折々の美しさを楽しめる、京都随一の名所です。
疎水沿いには桜以外の多様な植物も
上を向けば桜が降り注ぐような桜トンネルが続き、ピンクに包まれる感覚を体験することができます。
訪れた日はちょうど満開になったタイミングでそれは美しかったのですが、こちらは見頃過ぎたあたりから、散りゆく桜が川面を覆う様子もまた別格の美しさがあります。
さて、しっかりと歩いたらお腹が空いてきました!
川沿いに古民家を改装したような可愛いカフェなどもありますが、私は少し早い夕食をこちらでいただきました。
銀閣寺を筆頭に先斗町、高台寺、そしてニューヨークにも展開してる人気のうどん店。
うどんは国産小麦100%を使用し独自の製法で作る自家製面、そして種類豊富でボリューム満点の薬味が象徴的です。上質な昆布とかつおで引いた少し濃いめのダシに、例の薬味野菜を入れつけ麺風にいただきます♡
しかも化学調味料、食品添加物を使用しないというのは嬉しい限り。
以前、先斗町のお店で初めて「おめん」のうどんと対面したとき、高く丁寧に盛られた旬野菜や、甘辛く味付けされたきんぴらごぼうのボリュームに驚きました!
さて、訪れたのは午後5時半くらい。ディナーにしては早めの時間だったため、待ち時間はなし。店内に通されると、カウンターの一番奥のゆっくり過ごせる席に通してもらいました。
巨大な「おめん」徳利がインパクト大
目の前でスタッフの方が、テキパキと薬味を盛られていました。
それを見て「きれいですね」と別のお客さんに言われると、「ありがとうございます、崩すのが惜しい、とよく言われます」と笑顔で。
そうだった、薬味が楽しい店だったとこの時、私の記憶が先斗町の記憶と繋がりました。
さて早めのご飯、そこまで空腹ではなかったのに、ほかの席で美味しそうに食べている人が多く、思わず天ぷら付きを注文。「おめん天ぷら付き」1850円
天ぷらの野菜も一つひとつが大きく、薬味は期待以上でテンションが上がる!
きんぴらごぼうを加える加えない、胡麻や薬味をどれくらい加える、などで味に変化が付けらえるのも「おめん」の楽しさでしょうね。
おうどん自体は、茹で方、かなぁ、私はもう少し弾力があってもOK!ツルッとした舌触りにのど越し、美味しいのですが少し柔らかかった気が…。
観光地グルメ、というには贅沢な地元の人にも愛される「おめん」さんなのでした。
「名代おめん 銀閣寺 本店」
Open:11:00~21:00 (LO20:30)
Close:木曜 ※繁忙期を除く
HP:
ご飯を済ませてもまだ午後6時過ぎ、これからどこかで夜桜見ようかなーとぼんやり思いながら歩いていると出くわした景色。
少し坂の上にあるため、景色が開けて桜並木と山に沈む夕日が染めたピンクの空が、グラデーションを奏でていました♡
京の桜、なんだなぁ、これが。名所でなくても、ふとした瞬間に出会う桜が期待を遥かに上回ってくる感じが。
心身ともに満たされて、幸せ気分で歩く私なのでした。
※訪問日、2019/4/5