四条の端に突如現れる、風情溢れる路地。先斗町と言えば、今でこそ観光客向けのお店が増えましたが、昔ながらのお店がひしめくれっきとした京都を代表する花街のひとつです。
今でも高級店や名店などが軒を連ね、一見さんにはちょっと敷居が高いイメージがあるかもしれません。
でも京都に来たからには先斗町で、美味しい食事にありつきたい!そんなあなたの強い味方になってくれそうな、新店を発見しましたのでご紹介します。
その名も、「先斗町 焼肉やまかわ 本店」。
実は大阪の高槻に自社精肉店と焼き肉店を構え、どちらも上質肉をリーズナブルでいただけると地元では評判のお店だそう。
その人気店の京都出店とあり、期待が高まります!
価格帯の安い焼き肉店は多いが価格が伴わない、と「良い肉を気軽に」をモットーにオープンしたこちら。
業界で40年以上の経験を持つ支配人の土井さんが、厳しい目利きで選ぶ国産にこだわった黒毛和牛。自社精肉店で買い付ける一頭買いだからこそ叶う、リーズナブルな価格設定や、豊富な高級希少部位などが特徴です。
「やまかわ盛り合わせ」5,980円(2~3人前)
コストパフォーマンスに感動の盛り合わせ。「どの部位も美味しいからなぁ」とニコニコおっしゃる土井さんの様子から、肉への愛情みたいなものを垣間見ました♡美しいピンク色に、上品に入ったサシ、これはもう間違いがない…!
焼くのがもったいないほどの美肉♡
タレは肉の脂身を洗い流し、さっぱりといただける柑橘系の自家製ダレ。…これが美味しい!爽やかであっさり目だけれど、奥が深い、クセになる味わいです。
と、私がタレに心奪われていると、「でもやっぱりワサビなんですよー!」と店長さんもまたニコニコとおっしゃる。いいなぁ、ここの店は関わる方が本当に「美味しい上質な肉をただ知って食べて欲しい」という想いでされているのだなぁ、と。
その想いに触れるだけで、温かい気持ちになるものです。
もちろんお味は…いうまでもありませんが、美味です。とろけます、噛み締めると口中に溢れる肉汁に溺れます。
お気を付けて、頬張り過ぎないように!
さて写真にはないのですが、切り出す前の状態の肉の塊をゲストに見せ、好きな切り方を選んでもらうという迫力の姿切りも、こちらの名物。圧倒的サイズの肉塊に、毎回歓喜の声が上がるそうです。
また先斗町店では、フレンチ出身の金森シェフを迎え、フランス料理において「焼く」「蒸す」「煮る」に次ぐ、第四の調理法と言われる「真空低温調理法」を実践した料理もメニューに登場。
日本に同調理法が入ってきた、1980年代よりその技法を取り入れているという第一人者のシェフによる、旨味を閉じ込めたコールドビーフのユッケ風やローストビーフは必食ですよ!
ワインやマッコリ、日本酒までその時の気分に答える、バリエーション豊富なアルコールもあり、肉料理に合わせてバルのような使い方をするのもおすすめ
全体的に、隠れ家のような落ち着いた空間
1階にはカウンターもあるのでもちろん1人利用もOK!でも先斗町で焼肉デートなんていうのも素敵ですよね。特別なときだけではなく、日常使いもできる先斗町の1軒なんて、知っておくとやっぱり鼻高々ですよね。
「先斗町 焼肉やまかわ 本店」
Add:京都市中京区若松町137-7
Open:11:30〜14:00(LO)、17:00~23:30(LO23:00)
Close:不定休
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