今回、沖縄の海で潜ってきたと記事に書きながら、そういえば今までもツアーやコースではないものの、フリーダイビングそのものはしていたのだと、ふと思い出しました。
エジプトのダハブで
エジプトのダハブ。紅海に面した小さな村は、世界中からダイバーが集まるダイビングスポットです。
ダイビングのライセンスを取得するのに、潜る透明度の高さと料金の圧倒的な安さがその理由。なぜ安いのかというと、陸からのアプローチができるためボートに乗って遠征する必要がないからです。
私も村のメインストリートを歩いていて、暑くなったらすぐ水に入ったものです。
すると、陸からたった数メートルのところに色鮮やかなサンゴや魚たちが織り成す、全くの異次元が広がっていたのを覚えています。
そう、ダハブはダイビングだけでなく、スノーケルのスポットとしても申し分なし!
私もフリーダイビングというより、スノーケルからちょっと潜る、を繰り返していただけかもしれませんが。
でもサンゴと魚を楽しむのはもちろん、海底が砂地の場所もすぐそばにあって、その底を走る様子を撮影したり、海遊びがとても楽しいスポットでした。
危険な海の生物も!?
ダハブの海には、可愛いらしい魚だけでなく、毒を持つ生物もいるので要注意!
オニダルマオコゼはその代表格で、一般的なクラゲより猛毒で、ダハブの海ではよく見かけました。
もちろんほとんど無害で、珍しい生物もいてまるで体験型水族館のようです。
可愛いからといって急に手を出すと、噛まれたり突かれたりするかもしれないので、適度な距離感で観察するのがベスト。
グレートバリアリーフの島で
グレートバリアリーフの最寄り町、ケアンズに住んでいた3年間。
田舎町なのでエンターテイメントが少なく、無人島ガイドの当時の相方に彼の働く島に連れて行ってもらったり、休みの日には年パスを買っていた別の島に行ってキャンプしたり遊んだり。
シータートルやサメ、エイ、ニモとたくさんの海の生き物と一緒に泳いできました。
タートルとはお友達
潜るたびにほぼタートルと会うので、お友達レベルに。
とはまぁ、私が思っていただけですが、それでもよく姿を見せてくれました。
ほかにも見たことない特大サイズのシャコ貝や、ときにはサメとの遭遇も体験したグレートバリアリーフの海。
こちらはダハブと違い、ボートで外洋(アウター)まで出るのが前提です。
イルカンジには気を付けて!
グレートバリアリーフではイルカンジ、別名「人殺しクラゲ」がいて、彼らが活発に登場する季節には、クラゲスーツなるものを着用して肌という肌を覆って水の中へ。
人の目ではほぼ認識できないミニサイズながら、刺されると大事に!
元相方の無人島ツアーでは、年に何度かハネムーナー(しかもなぜか日本人!)が刺され、ヘリコプターを呼んだこともあるそう。
一番近い町医者に連れていかれ、モルヒネを大量投与するのだと聞かされていました。あまりの痛さで何度も吐き続ける、という地獄絵図が繰り広げられるのだ、と。
ちなみにどれほど覆っていても刺されるときは刺されるし、元相方は年中上半身裸でしたが全く刺されませんでした。
私はその点はチキンなので恐ろしく、その季節には真面目にクラゲスーツを着て、もじもじ君宜しく、こんな姿で海に潜るのでした。
世界の海、と書きましたが特に海の中を覚えているのはこちらの2ヶ所。
どちらも圧倒的な美しさと、さまざまな思い出が交差する印象深い海です。