エシカルノマドの指南書

世界放浪からオーストラリアへ移住後、物書きを生業とすべく帰国。自然に沿った暮らしをテーマに発信、今はエシカルとノマドの両立を目指す日々です

【マレーシア/クアラルンプール】日帰りパワースポット「Batu Caves」で、4億年かけてできた鍾乳洞に圧倒される

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マレーシア、クアラルンプールよりスラマッ・パギ!

 

マレーシアのクアラルンプールでした観光、こちらもマストです。

列車で簡単に行ける観光スポットと言えば、「Batu Caves(バトゥ洞窟)」。しかも洞窟だけでなく、そのなかにヒンドゥーの寺院があるのがポイントなのです。

 

楽しみ方や注意点なども合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

列車で行けるけれど数は少ない!

楽しみな気持ちに水を差すようでスミマセン、が、バトゥ洞窟に行かれるならぜひ知っておきたいことなので最初にお伝えします。

 

バトゥ洞窟までの路線KTMが、30分に一本と少なめ!

 

私は滞在先の最寄り駅のひとつが「BANK NEGARA」でしたので、その前提で話を進めます。

ちなみにこの路線は、巨大なショッピングモール「Mid Valley Megamall」までも一本で行けるのですが、同様に本数が少ないため、無駄に待つ時間を作りたくないのであれば、あらかじめ時間を調べておく必要があります。

 

しかもこの日は写真の通り、通常と異なるホームからの出発だったため、少しヒヤヒヤしました。なにしろ30分に一本ですからね、間違えられないのです。笑

 

色々ありますが乗車できると一本で、しかも33分でバトゥ洞窟に到着できる優れた路線!

ただ恐らく、多くの人が空港からの線が乗り入れている「KL Sentral」駅などで乗り換えをする必要があると思います。その場合はなおのこと、乗り換えの時間などを調べておきましょう!

Bank Negaraのホーム

ただ公共交通機関を使うことのメリットは、なにより時間の正確さと料金!

東南アジアのほかの地で利用しているグラブを、クアラルンプールでは一度しか使わなかった(フライトの日)のは、列車が便利&その料金が破格だったからにほかなりません。

4.6MYR(当時のレートで、約143円)

 

バトゥ洞窟の駅に到着してから…

駅に到着して外へ出ると、そこからもうこんな風景が目に飛び込んできて、この先の体験への期待がどんどん高まります。

 

しかも出口を出て右手すぐのとろこに、青空に映える緑色の銅像が…!

こちらはインド神話に登場する、猿の神様「ハヌマーン」像だと、後で調べて知りました。

ハヌマーン像の奥にもヒンドゥー教寺院が

この銅像を背に歩いていくと、また別のカラフルなヒンドゥー教寺院が見えてきますが、そちらを左手にまだまだ進みます。

すると一目でそれとわかる広場に出ますので、そこがゴールです。とはいえ、そこから心臓破りの階段が待っているのですが…!笑

赤色の階段が、まるでステージのようになっている

 

いざ、バトゥ洞窟を目指して

黄金の銅像、カラフルな階段、カラフルな寺院…と、視線のやり場に困るほど気になる対象が多すぎます!笑

 

さて、それらの見どころを簡単に紹介しますね。

 

まず階段入り口に立つ黄金の銅像は、「ムルガン(Murugan)神像」

42.7メートルもあり、入口にある世界で最も高い神像として、バトゥ洞窟のシンボル的存在に。こちらにはなんと、300リットル以上もの金が使用されているとか!

豊かさの象徴のようで、つい拝みたくなってしまいます。

 

そしてバトゥ洞窟を象徴するもうひとつの見どころが、カラフルな272段の階段

階段は横に3列あるため多くの人が一度に上り下りできて、賑わっていても比較的スムーズに移動できますよ。

 

実はこちらの象徴的な階段、最初は木製だったのがコンクリート造りとなり、シンプルなセメント色だったのが、今のレインボーカラーに改修工事がされ、これが賛否両論だそうです。

というのも、文化遺産を管轄する政府機関の監督庁と、この工事を無許可で行った寺院側の意見が対立し、それが今も続いているのだとか。

 

個人的にはセメント色より、今の方が全体の調和が取れ、「映え」要素も加わって目を惹くスポットになっているので、結果オーライなのでは、と思うのですが…。

さ、これから階段を上るぞ!の私

そして洞窟を正面にし、左手に見えるカラフルな建物は「Sri Subramaniar Swamy Temple」※、こちらもヒンドゥー教寺院ですね。階段ともマッチしたカラフルな色合いです。※Google mapを参考に

 

272段の階段はリズムよく上りたい

272段の階段を上るのですが、ときどきつい背後を振り返り、その絶景にため息がもれます。

 

それはもちろん私だけではないようで、同じようなペースで階段を上っていた人が、突然立ち止まって撮影し出すこともあるため、前の人との距離は適度に取っておくと安全です。笑

入り口の門の背後すら美しい!

ムルガン神像の背中と街の眺めを一望

結果、272段は今の私には心臓破りでもなく、それほど苦でもありませんでした。

でもそのためにはリズムよく上がるのが、ポイント!もちろんときどき立ち止まっての撮影や、サルに行く手を阻まれることはあるものの、できるだけ自分のペースでリズムよく上ると、過剰に疲れることはないように感じました。

 

鍾乳洞のなかへ…!

ムルガン神像も素晴らしいのですが、やはりバトゥ洞窟の主役は洞窟と、そのなかにある鍾乳洞です。この鍾乳洞はなんと、4億年前にできたと言われています!

 

洞窟内はヒンドゥー教の聖地として、パワースポットになっているのだとか。鍾乳洞の高い天井には大きな穴が開いており、時間帯によっては差し込む自然の光が神秘的な雰囲気を創り出してくれます。

いざ、洞窟へ!

奥行きと高さに圧倒される

一番広いこちらの空間の左側にまず寺院があります。さらに奥に続く階段があり、そちらの先にもまた別の寺院がありました。

これほど神聖な場所が集結しているのだから、そりゃパワースポットになるなと妙に納得してしまいます。

最初の洞窟内

奥の階段を上ったところ

 

Blessingを受けたい人は

洞窟内で、人々の行動を見ていると寺院のなかでBlessingを受けている現地の人が…。言語がわからなかったため、もし違ったらスミマセン!

ただ、日本のお正月などで祈祷をしてもらう、あの雰囲気だったので、せっかくなので私もしてもらうことにしたのです。

入り口では靴を脱いで

カウンターでチケットを購入し、彼らのなかに混ざって待ちます。

やはり日本で言う御祈祷に似ていて、最初にチケットを渡すと、名前を聞かれ儀式の最中に皆の名前を呼んで、なにやらお祈りしてくれたようです。

3MYR(当時のレートで、約93円)

現地の人に混ざってみた

終わると、祈りを唱えてくれた人が、私たちのところへ来て、なにか言葉を発しながらこめかみのところへ白い粉でしるしをつけてくれました。

 

洞窟後にいかが、ココナッツでリフレッシュ!

参拝と鍾乳洞見学を終えたら、休憩を。バトゥ洞窟の周りには、ココナッツを売る店が何件かありますが、おすすめはここ!

 

今上ってきた階段、神像を眺められながらココナッツを飲める距離感、そしてほかの店と比べてリーズナブルな価格(後から知る。笑)でした。

ココナッツは注文したら、おじさんがナイフ一本でテキパキカットしてくれます。その迫力とライブ感もまたよき。

確か10リンギットくらいだった

飲み終わったらスプーンをもらって、ココナッツの身をへつっていただきます。

ココナッツウォーターの量も多く十分お腹がいっぱいなので、今回は軽く掬って食べるだけに…。このヤングココナッツは、軽食くらいの満足度があります。

余韻に浸りながら水分補給

 

洞窟を訪れる際の注意点2つ

バトゥ洞窟を訪れる際に、知っておきたい注意事項をお伝えしておきます。

 

1:動物の多さ

動物が好きな人にはいいのかもしれませんが、その種類もあり私は終始気が抜けませんでした。涙

 

それがサル、コウモリ、ハト、です!

狂犬病になりそうな、菌をもらいそうな動物ばかりじゃないですか…。笑

 

駅を出てから、洞窟までとにかくいずれかの動物が、しかも大量にいて自由に動き回っています。特に階段のサル、洞窟のコウモリ、ハトにご注意を。

 

悪く言いたくはありませんが、短期間の旅行で噛まれたりすると、狂犬病ワクチンを何度も定期的に打つ必要があるなどとても面倒…。本来不要な時間や手間をかけたくない私は、観光客がサルと一緒に撮影しているのを横目に、サクサク階段を上るのでした。笑

拡大するとギョッとする数のハト

2:服装

モスクもそうでしたし、タイなど海外の寺院では特に服装は気をつけましょう。

寺院のランク?によっても異なるそうですが、肌を出さない格好を心がけると間違いありません。

ただ知らなくても、入り口でサロンやロングスカートなどの貸し出しがある場合が多いのでご安心を。有料か無料は施設によります。

この日も、薄着のまま階段へ進んだ西洋系旅行者が、何人も入り口で止められていました。

 

暑さに弱く厚着できなかった私は、タンクトップとジーンズで訪れ、門をくぐる前にシャツを羽織ったため、問題ありませんでした。

 

 

以上、クアラルンプールの中心地から日帰りで行ける、バトゥ洞窟について紹介しました。非日常の雰囲気に満ちているので、旅気分がしっかりと味わえておすすめのスポットです。

 

短い旅行期間でも組み込めるくらい近場なので、ぜひ計画を立てる際には思い出してくださいね!

 

「Batu Caves」

Add:Gombak, 68100 Batu Caves, Selangor

※掲載内容は訪問時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください

※訪問日、2023/12

 

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