嵐山でカフェ探し。
以前訪れた、「パンとエスプレッソと」は列をなしていたため駅までのあいだで探します。
JR「嵯峨嵐山駅」から中心地へ向かう道を、約5分ほど歩くと見えてくる特徴的な外観。
伝統を感じさせる日本家屋にテラス席が設けられていて、通りを歩く人の目を惹くオープンな店構えになっている。
なんとも風通しのいい心地いい感じ。
私もついふらりとその気になる建物に吸い寄せられるように、入ってみました。
約100年の歴史を包括する建築物
どこか懐かしい日本家屋を囲む、オープンなお庭にはキャンプで使うタープが張られている。
一体何の建物かと思ったら、店先にメニューが出ていたのでカフェの存在を確認!
でも何か気になるこの佇まい…、いったいどんな施設なのでしょう。
体験型施設⁉
こちらはアウトドアブランドの「スノーピーク」が、2020年にオープンした体験型施設「Snow Peak LAND STATION KYOTO ARASHIYAMA(スノーピークランドステーション京都嵐山)」。
カフェだけではなく、写真の建物の奥にあるお庭には、世界的建築家・隈研吾氏とスノーピークが共同開発したモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」があり宿泊可能。
またレンタサイクルや食事を含むピクニックセットの貸し出しや、建物内には「スノーピーク」のギアやアパレル、日本工芸品などの販売スペースもあります。
大正時代から引き継がれた料理旅館
近年まで割烹として人々をもてなしてきたこちらの歴史的建物は、実は約100年前に料理旅館として建てられました。
つまりこれほどの長きに渡り、風光明媚な嵯峨嵐山の地で人々に愛されてきた場所。
スノーピークがこちらの日本家屋と出会い、元からの伝統美を生かしつつ生まれ変わったのが「Snow Peak LAND STATION KYOTO ARASHIYAMA」なのです。
昔ながらの縁側や土間のある空間、そして自然素材に包まれる心地いい体験もまた、こちらの施設の魅力なのでしょう。
手軽にカフェ利用
イートインスペースのあるカフェは、建物手前の入口から入って。
カウンターで注文して席で待っていたら、運んで来てくれるシステムです。
個性豊かな席に迷う
席には「スノーピーク」のチェアやテーブルが使われたり、木や石が席になっていたりと席ごとに違ったテイストなのでどこに座ろうかと迷うのも楽しい時間!
私たちは店の前にある庭のタープ下に陣取りました。
タープとは野外で張る屋根のシートですが、これがあるとキャンプ気分がより一層盛り上がります。
ドリンクは地元京都らしさも
京都と言えば抹茶ですが、その抹茶を使ったゆずやリンゴ、白桃などのフレーバードリンク、ほうじ茶ドリンクなど地元らしさも忘れません。
また京都で知らない人はいない(はず!)洋菓子店「マールブランシュ」とコラボしたスイーツも楽しめるそう。
もちろんブレンドコーヒーやカフェラテなどコーヒー類も揃いますよ。
こちらの施設に、宿泊施設が併設されているのは知りませんでした。
しかも隈研吾氏デザインのスタイリッシュな空間で寝泊まりできるとは、なかなか興味深いです。
またデイユースとして焚火やBBQを楽しめるプランも。
ただボーっと眺めているだけでも力が抜けガチガチの脳も解れていくような、そんな力が焚火にはあると言います。
仲間とワイワイもいいけれど、恋人や気ごころ知れた友人数人でまったり過ごすのも楽しそうですね。
キャンプはしたいけれど億劫さが勝ってしまう…。
そんな(私みたいな)人には、ぜひまずこちらのカフェで過ごしてみて欲しい。
かなり満足度が高い時間が過ごせるはずですよ!
※掲載内容は訪問時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。
※訪問日、2021/11/19
「snow peak」
Add:京都市右京区嵯峨天龍寺今堀町7
Open:10:00~19:00
Close:毎月第3水曜
HP: