2019年の桜はじめに、珍しく「二条城」へ行こうという話になりました。
母が京都の人だということもあり、幼少期から数えきれないほど京都を訪れてきました。が、「二条城」へ一緒に行った記憶も、私個人で行った記憶も、なく。
母自身も「最後いつ来たか覚えてないわー」と言うので、いい機会だから、行こう!となりました。
築城されたのは1603年(慶長8年)、なんと今から416年も前のこと!
徳川家康が、天皇の住む「京都御所」の守護と将軍上洛の際の宿泊所を目的に、建てたお城だそうです。「大政奉還」が二の丸御殿の大広間で行われたことは、あまりにも有名な話。実際、今でもその広間を見ることができます。
しかも1994年(平成6年)には、ユネスコ世界遺産に登録されているお城とあり、期待が高まります(歴女じゃないけど!)。
さて、でも今回の目的は桜。
開花宣言後の満開予想前、という微妙な時期の不安定な天候の日。
城内全域で、ヤマザクラ・ソメイヨシノ、シダレザクラ、サトザクラなど約300本・50品種が植えられているということなので、いったいどんな桜が見られるのかな…♡
東大手門から入ってすぐの、二の丸御殿から二の丸庭園、そしてぐるりと本丸御殿を囲むように回りました。
桜の様子は…、
こんな感じで、3分咲きとのこと(ちょっと早かったかな!)。
ふっくらパンパンに詰まった蕾が身を寄せ合って、芽吹く直前のパワーをヒシヒシと感じます。
「いっちょやったろかー」「魅せたんで!」というワクワクした感じ。
何だか関西弁で書くとちょっとニュアンスが、ね…。苦笑。
そろそろ休憩しようと思っていると、こんな茶屋さんを発見!
「茶房前田」は、茶室「和楽庵」に店舗を構えるコーヒーショップです。
「和楽庵」は約300年の 歴史をもつ角倉了以の屋敷の一部と、その庭園の池石約800個を元にして作られたという由緒ある建物。
特に気に入ったのは、「和楽庵」から眺める庭園の奥行きのある美しさで、いにしえの時代につい想いを馳せてしまいます。
いただいたのは抹茶大福ケーキ、のようなもの。とってもユニークな和洋折衷スイーツ。
抹茶のムースやスポンジ、クリームなどのベースを、型を成さないほど柔らかい求肥が包み込んだ一品。濃厚な抹茶ソースを掛けて食べるのですが、とにかく薄皮が柔らか過ぎて笑っちゃうほど伸びる!
「きれいには食べられないけど美味しいね」と連呼していただきました。
コーヒーは少し酸味が強めだったかな、私には。特にこのスイーツとならもう少しマイルドな方が嬉しかったです。
大学生の春休みか若いスタッフの気持ちいいサービスに、広大な庭園を臨む由緒ある建造物の空間、しかも床暖房らしく、少し肌寒い日で窓は全開だったのにぽかぽかと過ごすことができました。
もう少し温かくなれば縁側テラスもとっても素敵でした♡
「和楽庵」
Add:京都市中京区二条通堀川西入二条城541 元離宮二条城内 清流園 和楽庵
Open:9:30~16:30 (LO16:00)
Close: 1、7、8、12月火曜、年末年始(12/26~1/4)
美味しいお茶時間に、咲き始めの桜を楽しんだ1日となりました。
※訪問日、2019/3/31
追記:
後日、二条城の夜桜ライトアップに行こうとしたら、チケット購入のための列の長さに打ちのめされて、秒で諦めました。苦笑。
壮大なプロジェクトマッピングがあり、屋台もあり、京都でも人気のライトアップのひとつのようです。
前売り券についての情報はわからなかったのですが、和装は入場無料になると謳ってるので、ぜひ!
これでも行列の2/3程度!
ちらりと見えるライトアップだけで美しい
「二条城」
Open:8:45~16:00(閉城17:00)※季節ごとのイベントはHPでチェック
HP:
nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp