エシカルノマドの指南書

世界放浪からオーストラリアへ移住後、物書きを生業とすべく帰国。自然に沿った暮らしをテーマに発信、今はエシカルとノマドの両立を目指す日々です

街へ出よ、人と接して、自然に触れよ

f:id:miaE:20180319085942j:plain

Hello all! ナチュラルライフ探求ライター、miaです。 

 

フリーランスという働き方は、想像通りというか、地味です。そうだろうな、とは思っていましたが、やっぱり地味です。笑。

 

いいんです、私個人プレー、大好きなので!

 

家でひとりパソコンに向かって、自分のサイトの構成を考えてhtmlの微調整したり、納品用の原稿を何度も校閲して表記の確認をしたり、新しい企画で頭悩ませたり…。少しずつそれらしくなっていく、word1枚の文章を見ては、胸満たされています。笑。

 

会社だと、同僚がいてブレスト(アイデア出し)が出来たり、書いたものを見てアドバイスもらったり、そういう環境が整っていますが、フリーランスはいかんせんひとりなので。ただ、独りよがりにならないように、書いたものはなるべく一晩寝かせて、翌日の自分に読ませて客観的な修正を加えたりしています。

 

それでも、ひとりだとやはり限界があるな、と思うときもあります。

つまり、ネタ切れ、とか、煮詰まり、とかです。苦笑。

 

取材して原稿に起こす場合は別ですが、誰とも会わずにリサーチして企画を自分で立てて、執筆する場合もあります。そんなときは、やはり外へ出ることだな、と痛感したというお話です。

 

誰かとの待ち合わせがなくても、週2日とか自分で決めて街へ出る。

あてもなく散策してみる。それはもちろん、好きな街だとなお良い、私の場合、今だと京都ですね。京都のように魅力が点在しているところだと、今日はこの界隈、などあらかじめエリアだけ決めて、後は気分に任せて歩いてみてもいいし、突然気が向いた知らない駅で降りてみる、なんていうのもワクワクしませんか?

 

そして、人と接すること

 

ひとりで散策しているなら、ふと立ち寄るカフェでも面白そうなものを売っているお店でもいい。ちょっと多めに声を掛けてみる、そうすると期待以上のやり取りに発展することも多いです。

 

ちょっと多めに、というのは例えばカフェの店員さんがスイーツを持って来てくれる際に「ありがとう」、だけではなく「ありがとう、きれいな色のフルーツですね」とか。すると、「今、旬なんですよ。甘いですよ。」とかね。するとこちらは、「へぇ、どこ産ですか?」となる。一例、ですよ!?

私の場合アドリブで、何かしら出てくるわけです。笑。そうやって会話を紡いでみる。

 

そういう会話から引き出せる、現場のリアルな声、ほど強いものはないでしょう。

 

いくらインターネットでリサーチしても見えないものが、一瞬で見えるときがあります。取材などにいくと特に強く感じます。

例えば、ウェブサイトに書いてあるのと同じお店のコンセプトをオーナーが発言したとしても、その声音や表情などサイトでは読み取れないものも受け取れるのです。それを引き出すのが、自分らしさ、になるわけです。

 

だいたい日本語の文章なんて、日本人なら(なんなら最近は日本loverの外国人でも)、誰でも書けます。

あえてそれで対価をいただきたいと考えているなら、何かしら自分だからできることの強みは、必要。それは小手先の表現力以前に、やはり何かしらの吸収力、その人らしいフィルターじゃないかと思います。

 

そしてもうひとつ、自然に触れること

 

フリーランス、しかもライター。人と接する時間がなかなかないとき、私は自然の中に身を置きに行きます。頭で考えてそうしよう!と思ったわけではなく、本能的にそう感じることが多くなりました。

 

ちなみに写真は、シドニーでのお気に入りビーチのひとつ、“Watsons Bay / ワトソンズベイ”です。

砂浜に裸足で踏み締めるだけで、キラキラ透明な水をじゃぶじゃぶ歩くだけで、足から大地のエネルギーを吸い上げる感じがします。じわじわと自然にコネクトしていくと、健全な思考しかできなくなります。まさに、リ・セット、という感じ。

 

先日は、京都の鴨川や伏見稲荷の森でボーっと、深呼吸していました。川と森もまた、全然違うエネルギーを放出している感じで、でもどちらも頭がスキッとし、体が軽くなりましたね。

 

煮詰まると、こういうリセットは本当に大切だと痛感しています。

頭も体も凝り固まった状態では、誰だって仕事が滞りがちになりますよね。あえてパソコンからいったん離れて環境を変えることで、ぽん!とアイデアが生まれることもあります。その都度リセットし、新しい価値観や空気を取り入れ、また目の前のことに還元すればいい。

 

会社員ではなく、フリーだからできる息抜きの方法。

そういう手段をひとつでもたくさん持つことは、フリーとしてある意味強味だな、と思います。