エシカルノマドの指南書

世界放浪からオーストラリアへ移住後、物書きを生業とすべく帰国。自然に沿った暮らしをテーマに発信、今はエシカルとノマドの両立を目指す日々です

今はまだ、タイミングをうかがっている【エッセイ】

先日、ある場所で「私の人生、ここ数年、本当に平凡なんだよなー」と発したことで「え?」とその場が一瞬静まりました。

 

それは世界を渡り歩いて、南国に移住して、blah blah blahとまぁ色々あったにもかかわらず、今同じ場所に居続けていること。新しい人間関係も、大きな転機もなく、ロマンスも皆無。水を打ったように静まり返った私の人生よ。笑。

 

え、これって平凡じゃない?と思ったのだけれど。

 

その後で「そういえば私、去年の今頃から今で、仕事の内容が全く変わったんだよね」という話に。正確には昨年の秋頃、仕事のなかでも(意味的に)大きな部分を占めていた2つのクライアントとの契約が終了しました。チーン…

 

まずフリーになってから最初は色々な雑誌や、前職の広告代理店時代からのお仕事を受け継いでいたのだけれど、ある頃から取材が入る記事、主にグルメ記事はいったん手放すことに…。今思えばフリーとして一番忙しい時代で、それなりに楽しく、稼ぎも良かったのに、です。

 

これが第一の転機。

 

それは「どこでも稼げる暮らし」を目指す私の暮らしから、本質的にずれていること、そして「自然に沿った生き方」を実践しているのに焼肉やらラーメンの取材を続けることに違和感を覚え始めたからです。全て手放し、後には2本の柱が残りました。

 

それを失った、これが第二の転機。

 

そこからコツコツと飽くことなく進み続け、気付けば自分の心に沿うテーマや媒体だけで、ある程度の収入のベースが作れるようになりました。

目標のひとつとしている「好きなことで豊かになる」ことを諦めなくて、本当に良かった。今はまだ豊かさの過程ではあるけれど、確実に光が見え始めました。

 

「miaさんほんと、スクラップアンドビルドだから。笑。破壊と再生の人!」と友人に言われてそれもそうだな、と苦笑いするのでした。

 

さらにこのあいだに甥っ子が誕生し、私は足を骨折し、とまぁ身内内でも色々あって。

それら全部がたっっった9ヶ月ほどに起きたことだったとは…と振り返って改めて驚いている。

 

もしかして私の人生、全然平凡ではないかもしれない!笑

 

でも私の目指している人物像には全くなれていなくて、だって、プロフィールに書いてある「海のある暮らし」でさえ実現できていないのだから!涙

 

「20代の頃のように身軽じゃない」と言いたくない。言い訳したくないけれど、私は今まだタイミングをうかがっている。

老後に突入し始めている両親のこともある、それに世の中のさまざまな動きも考慮しているし、それらを周りにいちいち説明しないけれど、もうあらゆる意味でかつてと同じじゃなさ過ぎるからです。

 

そして散々動いてきたからこそ言えることは、「タイミングが来たら必ずわかる」ということ。自分の内側からGOがでるとき、見逃すことはないのです。

 

そして今日は7月1日。2022年の半分の初日、ハーフ元旦のようなもの。

 

おついたち参りをしにある神社に行ったら、茅の輪があったのでくぐっておいた。笑。しかも魔除けのカヤがあったのでもらって丸めて、玄関に飾りました。よし万全!

 

まだ全力では動けていない、でも大きな変化は日々のコツコツした行動の先にしかないのだ。というわけで、これから半年でまたどれだけの変化があるのか。

 

その「タイミング」はいつ来るのでしょうか、楽しみー!