Hello all! ナチュラルライフ探求ライター、miaです。
去る8月30日。
京都の下鴨神社そばのデリにて、【京都で開催・第6回ライターお悩み相談室】に参加してきましたー!
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今回は、インタビュー記事を中心にご活躍の杉本恭子さんがゲスト。
取材術が強みの、自称テープ起こしフェチだとおっしゃる杉本さんを含む、個性豊かなメンバーのとても興味深い話をたっぷり聞けた有意義な会になりました!
毎回ライターお悩み相談室では最初に、全員が3分ほど(ちゃんとタイマーで計る!)で自己紹介するのですが、今回はさすがインタビューライター杉本さんの提案で取材形式に。
全ての人の共通質問がこれ、
「あなたはどんなライターでありたいですか?」
通常、初対面の相手に根掘り葉掘り聞くことはあれど、自分が質問されることに慣れていないライター陣はこの質問に大いに戸惑いながら、しかも妙な緊張感に包まれた空気の中で会は進行されていきました。
最初に杉本さんから主催者の江角さんへ、そして江角さんからお隣の…と、順番に聞き役聞かれ役をこなしていきます。
しかもひとり7分、8人分を回すので、初対面ながら結構濃厚に皆さんのことを知ることができ、親近感も湧いていい機会をいただいたな、と思います。
ま、例の質問の答えはさて置いておいて、お悩みも今回はなんと一番多かったそうです。その答えの中にいくつも心に響く言葉をいただいたので、少しだけ共有をば♡
取材ライターとしてのTIP by杉本さん
◆インタビューの空間に入ると好き嫌いもない。
最初はインタビュー対象に対して好意持たなきゃ、好奇心持たなきゃ、と自身を鼓舞されていたようですが、今はもっとニュートラルな気持ちで取材に臨んでいるそう。
◆下調べは相手の言葉が宇宙語に聞こえない程度に。
杉本さん自身も僧侶や医療のような未知の世界を取材されてきました。ただその場合も、下調べをし過ぎることはあまりないそう。ただ最低限の知識として関連書を読んだりはする、それは相手の話が宇宙語に聞こえない程度に、とのことでした。名言!
◆取材中は耳を開いて言葉を待つ、相手の気持ちを止めない。
ストレートに心に響きました、ちょっと耳が痛いほどの響き具合です。苦笑。
さすが言葉のプロフェッショナル、ライターならではの言葉選びにいちいち感動していました。聞きながらキレイ、文字にしたい!と密かにワクワクしていました♡
もちろんもっともっとたくさんのTIPシャワーを浴びましたが、それは参加した人それぞれの心の中に残っているもので良いかと…。
ただ最後にこれだけは!
よくライター同士で話すときに議題になることがあって。
「自分を出すか出さないか」ということ。
取材記事であれ何であれ、自分の存在を全く消した方がいいのか、でもそれって面白いのか。いやでもそもそも自分って面白いのか…?など、堂々巡りな想いがあるわけで。
で、今回杉本さんがおっしゃっていたのが、「それがどんな記事であれ、自分の軸というものは必要だと思う。質問の内容、受け答え、文脈などに全てその人らしさは現れる。」というような内容のこと。なるほどなー、と思いましたね。
そこからまたこれも必ず出て来るライターの悩みですが、「専門性は必要か」についても、「もうこれからは自分、というものがその答えになる」ということをおっしゃっていました。名刺なんかにも最近は、writerなど肩書を書かずフルネームどん!と印字する人も増えているそう。
むむむー!これはかなり心に来ましたね!その言葉に、今日出されたあらゆる質問や悩みの答えのゴールが見えた気がします。
Not only doing but also BEING!! Being YOU! ですね!心に刻み込みます。
江角さんからも的確なお話を色々お聞きできたし、本当にまた素晴らしい機会を作っていただき感謝です!主催江角さんのブログはこちらです↓。
本当にありがとうございました!
追伸:
最後になりましたが、台風21号と北海道地震が立て続けに起こり、小さい日本列島が痛々しく揺れてます…。家のバルコニーもパーテーションが割れてぶっ飛び、10階なのに浸水するという前代未聞のことが起きました。
皆さまもどうか無事でありますように。そして、被災地の一日も早い復興と人々の心の平和をお祈りしています…。