「水の大阪」と呼ばれるくらい、大阪にはたくさんの川が流れています。
最近めっきり、大阪の中心部へ足を運ばなくなって久しいですが、それでも好きで訪れるのが中之島から天満橋の界隈。
中之島とは堂島川と土佐堀川に挟まれた中洲で、たくさんの橋が架かるフォトジェニックなエリアでもあります。
その天満橋からほど近くには、毎年「造幣局の通り抜け」で有名な桜のスポットと、そこを囲むように川沿いに広がる大きな公園が「毛馬桜ノ宮公園」なのです。
いずれも私の大好きなエリアなので、お気に入りのカフェもあり、ときどきこのブログにも出てきています。
さて、今回は毛馬桜ノ宮公園の桜ですが、こちらもまた写真多めで紹介していきます!
大阪には遊覧船や水上ボートなど、複数の会社が運営しており、だいたいどこも通年運営されていますが、特にこの時期は花見客で賑わいます。八軒家の乗船場には、列ができていました。
ところで、先日書いたこちらのブログ、舟のなかから見知らぬ人と手を振り合った心温まる体験について書きました。
そしてなんと、今回は逆の体験をすることに!
遊覧船に乗っている人たちを、十石舟の記憶を思い出し眺めていた私。
すると、乗っている人がそっと手を振ってくれたのに気づきました。思わず私も笑顔になり手を振り返すと、それを見ていたまた別の乗客が、手を振り始めました。笑
すると横から「行ってらっしゃーい」と声が聞こえ、見てみるとなんと私の横にファミリーが立ち一緒に手を振っていたのでした。
なんと!また心に染み渡るような温かい時間・・。これ、本当におすすめですよ、幸せな気分になるだけでなく、人が好きになりますから!笑
そんないい気分で歩いていくと、地元の人やお花見客が思い思いに楽しんでいます。平日なのに!と思ったのですが、そっか、世間は春休みなのですね。笑
折り返し地点まできました、ここも私、大好きなのです。
というのも、数え切れないほどの桜を橋の上から愛でることができるため、ちょうど視線の高さにピンクの世界が広がるのが、ほかと違う魅力だから!
クラフトビールをちびちびやりつつ、撮影と歩く、を繰り返します。
そしてまた別の心温まる体験が!
こちらの写真の場所は、煉瓦造りの螺旋階段。クラシカルな雰囲気が素敵ですが、ちゃんと階段として機能しているもの。
この階段の窓が半円になっていて、そこを通してみる桜が美しくて撮影していた私。
ふと後ろに人の気配を感じるも、誰も通って来ないので(きっと私と同じアングルで撮影しているに違いない)と気にせず撮影。
さ、階段を下りようと後ろを見ると、なんと・・若いカップルが律儀に並んで待ってくれているじゃないですか・・!彼らは私が撮影に集中しているから、邪魔せずに待っていてくれたのです。嫌な顔ひとつせず!涙
「すいません、あ、ありがとう!」と言うと、男性の方がクスッと笑ってくれました。
正直びっくりしたんですよね、私ならきっと「すみませーん」と言ってサクッと通っちゃうに違いなく。
ときどき目の当たりにする、この日本人特有の忍耐強く穏やかな優しさは、本当に感動ものです。涙
文章にすると、なんてことないできごとのひとつかもしれません。
でも、その場を包んでいた空気というか、エネルギーのようなものは、なんというか、愛・・♡。笑。
もしかしたら桜のピンクのチカラも手伝って、人々の優しさに輪をかけたのかもしれませんね。
この日は、ほかにも空にたくさんのサイン(と私は捉えてる)が!
なんともツイてる、とても守られている、と実感できる一日になったのです。
やっぱり好きな場所では、おまけみたいなできごとやサインを受け取ることができるのだな、と思うのでした。
※掲載内容は訪問時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください
※訪問日、2022/4