フリーのライターになって、約1年が経ちました!パチパチ
ライターのポジションは現場ではひとり、執筆作業もひとり。フリーランスともなれば、なかなか孤高なお仕事です。
私は広告会社お抱えのライターだった時代、一度だけ先輩ライターの取材に同行したことがありますが、人の取材を見たのは後にも先にもあれっきり。しかも200文字ほどのグルメ記事、でした。
それからは見様見真似で、場数を踏んで何とかカタチにしているのが現状。
気付けばフリーランスになっていたので、ますます人に聞く機会もありません。
そんな折、某ライター会でお会いした寒竹泉美さんによるこんな講座を発見!
相手の魅力を引き出して伝える「インタビュー記事入門講座」
そのキャッチ―な響きに惹かれて即申し込みをしていました。
寒竹泉美さんは小説家兼理系ライターという、一度聞いたら忘れないパンチのある専門分野を持つライターさん。聡明で真面目そうな肩書に反して、ご本人は柔らかい印象を持つキュートな女性です。
去る2月11日(祝日)、
小雪がちらつく京橋のOBPアカデミアにて、彼女が講師を務める講座が開催されました。
講義とワークで構成される、あっという間の2時間。
まず寒竹さんの手作りプリントの内容が、それはもう充実しており、ビギナーでも初心者でもこのプリントで勉強すればインタビュー記事が書けそうなほど!
このプリントに沿って、寒竹さんが講義を進めてくれるのですが、彼女の話し方や声はテンポもトーンも絶妙で引き込まれてしまいます。
そして何よりわかりやすい!それはきっと彼女が自らの実体験や失敗談に基いた教訓を、太っ腹に教えてくれたからだと思います。
私にとって、特に心に刻み込まれた学びは、
事前準備の重要性
インタビューは一発勝負
です!
講座全体を通して、インタビュー記事を書く上でインタビューそのものは重要ではあるけれど工程の一部に過ぎない、ということを強く感じました。
何より、インタビューは待ったなしの一発勝負、寒竹さんの言葉を借りるなら「スポーツの試合」なのです。
常に変わりゆく状況の中、毎瞬毎瞬パスを投げ続け、適切な判断でゴールに繋げる。ただ話しているようで、そう、ライターの頭の中はこのような状況なわけです。
そして一旦ゴールが決まったら、巻き戻しはできない、手元に揃った材料で記事を書き上げなければいけないのです。
だからこそ、事前準備の重要性。
媒体の担当者さんとの方向やトーン&マナーのすり合わせ、インタビュー相手が協力してくれる理由の確認、面白い記事の仕上がりに導くインタビューシートの作成、インタビュアーの興味ではなく読者の興味を満たす質問を考える、などなど。
実践にすぐ使えそうな内容(上記特にどれも大切過ぎる!)を、ポイントを押さえつつ教えてもらいました。
やっぱり飲食店のグルメ記事でもそうですが、私だから聞き出せること、は意識しています。
だからさまざまな視点から質問を振ってみて、先方の話に勢いが付くのを感じたらすぐさま拾っていくとかですね。それこそ、確かに「スポーツの試合」さながら!
そうか、落ち着いて試合に臨むための、事前準備なのだと今回身に沁みて感じました。同時に全体像や方向性を把握して挑むことで、心にゆとりが生まれインタビューそのものもより楽しめる気がします。
そういうプロセスで生まれる記事は、きっとより良いものになるはず!
せっかく依頼してもらうお仕事、何か付加価値を付けてお返しできたらとは常々考えています♡
まずは今回の学びをを腑に落として、自分のものにして生かさなくっちゃ。
ちなみにこちらの講座、次は4月にさらにバージョンアップして開催されるそうです。ぜひ要チェックです。
講座後は、講座と同様にとーっても楽しみにしていた寒竹さん含めたランチ会へ。
何名か京都のライター会で顔を合わせたライターさん方もおられ、講座後の語り合いやフリーライターあるあるに花を咲かせ。まるで何杯かひっかけた後のようなテンションで、あのテーブルはきっと一番賑やかだったはず…。それだけ分いい学びだったということですね!
さて明日は、早速学びが活きるかな、インタビュー記事の取材です!寒竹せんせい、私、頑張って参ります。
約30名ほど、ぎっしり集まりました
寒竹さんの実績、インタビュー記事も閲覧可能